寒いけど、ホラーを語りたい！

[70. 匿名]

大学生のときに車の運転免許取った友達に誘われて女四人で特に目的なくドライブへ
帰りの道中、行きでも通った山道を再び走った
まだ日付が変わる前だったけど夜遅くなってきててみんなテンションがちょっと高めだったんだけど私と一緒に後ろの席に座ってた子が一人だけ気分が悪いのか顔色も悪く、全く喋らずで「大丈夫？車酔いした？」って聞いても返事なしで手で大丈夫って合図されて、さすがに運転手だった子が気を使って車を止めて「外の空気吸いにいこう！」って言ったら「大丈夫だから安全運転で早くこの山道出よう！」って割と強い口調で言われて再び車を走らせて山道を降りた
しばらくして四人の住んでる家（全員近所だった）の最寄駅まで着いて運転手だった子が「もうすぐで着くよ！ごめんね、人を乗せて運転するのまだそんなに回数ないから酔ったでしょ？」って言ったらさっき体調が悪かった子が「あー…いや私も怖かったし、さすがにあの場で言ったらパニックになるかと思って言えなかったけど山道走ってるときにカーブミラーあったの知ってる？始め何気なく見たら赤いコートの人型が見えてゾクッってして、でもさすがにないだろう、案山子か何かが映ったんだろうってことで落ち着かせようとしたらまた次のカーブミラーで見えてその次も見えて…でさすがにヤバイかもって思ったのはそれが徐々に近付いてきてたから」
普段、冗談とか言わないしっかりした子だったから全員、だんまりになって助手席の子が「それマジっぽいよ」って携帯電話で調べたのをパッて見せて後にさっき通った山道が結構有名な心霊スポットで赤いコートの女性が出ることで有名だということを知った