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1. 匿名 2016/10/14(金) 18:52:40
将来への不安の裏返しとして、老人は今を楽しく生きようと趣味に没頭して多額の自己投資をすることもある。
演歌CDはその代表格で、キメ顔でCDジャケットに収まる当人は、レコーディングから始まって歌詞カード制作やCDのプレスまで含めれば、かれこれ200万円をつぎ込んでいるという。
「CDデビュー」とは、もちろん自主制作CDのことだ。大泉逸郎の大ヒット作「孫」も、当初は自主制作だったと鼻息荒く語り、町村さんは目を輝かせる。
このように、自分の琴線に触れるものに出会ったら迷わず財布のヒモを緩めるのが、意識高い系老人の特徴だ。
植松美弥子さん(仮名・35歳)は、69歳になる姑の散財に不満たらたらだ。
「調理実習1回と講義2日間で15万円もする料理教室に行ってきたって聞いたときは心臓が止まりそうでした。しかも10日間の調理実習で60万円のコースにも申し込もうとしてたので、夫と一緒に必死で止めたんです」
お姑さんの生まれは作法に厳しい田舎の旧家。日本文化の継承に危機感を持っていたのか、「江戸城大奥が伝えてきた和食の基本を学ぶ」という謳い文句が、ツボにはまってしまったらしい。+94
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パソコンやインターネットに疎い老人に高額なサポート契約を結んだとして大炎上したPCデポ。だが、それも氷山の一角。趣味や財産運用、はたまた終活に絡んで老人たちからカネをむしり取ろうとする輩は後を絶たない。その実態に迫った。 命の残りが少ないからこそ、多くの老人は若者以上に将来への不安を抱えている。貯蓄を少しでも有利に運用して万一に備えたいと願う心理を煽られれば、彼らは簡単に危ない橋を渡ってしまう。 国民生活センターによれば、昨今では「レンタルオーナー契約」を巡るトラブル相談が増加中だ。