ガールズちゃんねる
  • 717. 匿名 2016/09/25(日) 00:47:45 

    わたしある傷害事件で裁判を身近で経験したことがあるんだけど(加害者でも被害者でもないよ)
    裁判上で公表される事実・真実は、体験した事実とはぜんぜん変わるよ。
    何かね、裁判をする前にまず警察が毎日毎日取り調べをする時点で、すでに加害者寄りであり

    相手の身体に怪我があり、相手の証言があり、その場に居合わせた事実

    この三つが揃えば本人(加害者の立場にあたる人間)がやっていないといくら証言しても無効
    自分が相手に触れていない証拠が出せなければ、これは覆せない。
    そこで犯罪名がついて、結果を見越した上であとは示談交渉。
    その結果を持ち帰って弁護士がストーリー内容を作るの。
    でそれが終わった頃には味方のはずの弁護士も仕事の終わりも見えたって事で

    「あなたの無実を証明するような証拠が得られなかったので、
     (そもそも警察=検察なので、だれも加害者寄りの証拠集めをする人などいないが)
     真実を主張しても裁判にとっても不利にしかならないし、拘束生活が数ヶ月伸びるので
     今回は嘘でも罪を認めて刑罰を軽くしてもらいましょう」

    になってる。加害者とされる人間はたった一人の味方である弁護士からの説得と
    非現実的で慣れない閉鎖空間から早く逃れたくて、事実と違うと思いながらも承諾する。

    私が関わった裁判では、加害者とされる者による暴力は少しもなかったのが真実だったのだけど
    裁判上では
    「非常に混乱していてもしかしたら手を出してしまったのかもしれない」「申し訳なかった」
    と証言までしていたよ。

    その裁判を経験して犯罪にものすごく詳しい人間が誰かを陥れるのは案外簡単だなと思った。
    そういう風に進められるような材料を相手は用意してきたのだとすれば
    何も考えていない寝耳に水な人間は隙だらけで、証明するのは何もない。

    「無実なら無実と、堂々と証明したら良かったのに」

    という意見は多いと思うけど、拘置所生活はそれができないくらいに
    精神的にきつい場所なんだと本人は言ってた。気が狂いそうになるらしい。
    この裁判は真実はどうかわからないけれど、
    今回の事件はヤクザとお金が大きく絡んでる時点で、嵌められててもおかしくはないなと
    思ってしまう。結局真実は裁判とは別で、本人にしかわからないよ。

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