ガールズちゃんねる
  • 448. 匿名 2013/12/22(日) 20:06:37 

    (The Daily Beastに掲載されたJake Adelsteinさんの記事)
    「ミス・インターナショナル、暴力団に支えられる日本の芸能界の闇に、立ち向かう。」(その3)
    Japan’s Miss International Takes on Mob-Backed Entertainment Complex - The Daily Beast
    Japan’s Miss International Takes on Mob-Backed Entertainment Complex - The Daily Beastwww.thedailybeast.com

    When Ikumi Yoshimatsu refused to work for any mafia-connected talent agency, she found out standing up for the right thing is a sure way to get knocked off your throne.


    12月30日、日本テレビの特番の収録中に彼女は初めて谷口元一と出会う。谷口は別の番組のスタッフパスを使って彼女達のいるスタジオへ来たのだった。スタッフはじめ大勢のいる前で口汚く彼女を罵り、大声で非難する谷口。マット・テイラーをお前のエージェントとして認めない、俺はあいつに金の貸しがあるんだ、そう言いながら執拗に食い下がる。興奮が頂点に達した時、谷口は彼女の腕をつかみ無理矢理その場から連れ去ろうとしたという。写真と録音テープがそれらの証拠として今残る。録音テープのなかで、谷口は最後にはスタッフから追い出されようとする。その間、彼は何度も周防の名を口にしていた、あたかもそれが魔法の言葉であるかのように。

    それから数ヶ月の間、谷口は何度も彼女の家族や同僚へ電話をかけ、借りてもいない金を返すこと、テイラー氏と共に仕事をするのを止めることなどを要求し続ける。彼女の家族に対し幾度か不穏な発言もするようになり、私立探偵を雇い彼女の自宅やオフィスを偵察し始める。

    今年6月、谷口は吉松さんの父に電話をかけ、まるで親が自分の娘を気に掛けるような口ぶりでこう彼に話しかける。「私は心配しています、あなたのお嬢さんは死んでしまうかも知れないな、自殺してしまうかも知れない、心配です」と。以前自らがマネジメントを担当し2008年に自殺した川田亜子さんの名前を出し、「お嬢さんはもしかしたら彼女のようになるのかも知れません」。吉松さんと家族はこれを婉曲な脅しと受け取る。谷口は彼女の契約先への嫌がらせも何度も行い、広告会社が彼女とのCM契約を解約せざるを得ないほど、執拗さを極めていく。

    そして最後にはミス・インターナショナルの主催者までが谷口の圧力に屈することになる。

    11月13日、吉松さんは東京のミス・インターナショナル事務局から連絡を受け、谷口があらゆる協賛企業へ彼女を支援しないよう働きかけていることを知らされる。彼女はこう語る。「私が状況を説明した後でも、ミス・インターナショナル事務局は『仮病』を使うこと、当分『大人しく』していること、そしてミス・インターナショナル世界大会に出席しないよう私に通達をしました。」「同情して下さいましたが、それ以外のことは何一つして頂けませんでした。」彼女のマネージャーはその時の会話を録音している。主催者の国際文化協会から筆者の質問への返答は未だ無い。

    谷口はこれらの訴えに対し、こう答えている。「私がストーカーだなんて、そんなこと全くありません。彼女のマネージャーであるマット・テイラー氏が私にかなりの額の借金をしているので、ただ返していただこうと。それだけなんです。確かに12月30日に番組の収録現場にいましたが、彼女を掴んだり問題になる行為を行ったりしませんでした。彼女を偵察する為に私立探偵を雇うなんて、とんでもない、全くありません。」

    しかし、谷口の弁護士の話は少し食い違う。「谷口氏はテイラー氏の資産を押さえるため私立探偵を雇って彼を偵察していました。私が探偵事務所から偵察によって得られた資料を受け取ったとき、吉松さんの自宅とオフィスの写真もありました。ただ深く侵入して撮られた様子はありませんでした。」

    テイラー氏は 2012年に民事訴訟で敗訴をし、谷口に対し借金があることを認める。「私は返金計画を彼と共に立てるべく努力をしていましたが、谷口氏は吉松さんとのマネジメント契約を私から彼へ譲ることで返金計画の一部とするよう主張したのです。それは、奴隷売買のように彼女を売ることを意味する。私がそんなことを出来るはずがないし、例え出来たとしても私の心がそれを許さない。でも谷口氏はそのことを理解しない。そんなことが許される時代なんてとうの昔に過ぎ去ったはずでしょうが。」

    穏やかな口調の吉松さんの弁護士が援護する。「谷口氏が彼女のマネージャーと個人的なトラブルを抱えていたとしても、それが彼女へ嫌がらせをしていいことにはなりません。法律的にも、倫理的にも。」
    (つづく)

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