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1. 匿名 2016/05/05(木) 23:25:43
■主語がない
例えば生徒とこんな会話をするのはしょっちゅうだ。
生徒「先生! 聞いてください。ひどいんですよ」
矢野さん「何があったの?」
生徒「ひどいんですよ。マジキモかった!」
辛抱強く尋ねなければ、「誰に」「何をされたか」一向にわからない。事情を知らない聞き手におかまいなく、自身の感情を訴えるだけの会話だ。
■LINEが影響?
「ラインは基本的に仲間内の会話で、短文。スタンプを使えば、言葉にせずに心情を表現できる。そうしたコミュニケーションが当たり前だと思ってしまっているのではないか」
気持ちを表す言葉が使えない子供も多い。例えば、『びびる』という心情表現は、『驚く』『すくみ上がる』『萎縮する』『恐れる』など、他の言葉でさまざまに言い換えられる。だがそれをすべて『びびる』で済ませてしまう子が多いという。
「煩わしい」「不快」「つらい」「げんなりする」などはすべて「キモい」で済ませ、「すごい」「面白い」「すてき」「感動した」は大抵「ヤバい」で片付ける。
■日記をつけよう
それも「楽しかった」「悔しかった」だけではなく、1日の出来事を、丁寧に文章にすることを勧める。「スマートフォンで打つのではなく、紙に書き付けることです。続けるうちにオリジナリティーのある表現が身につく」。親も子供に迎合せず、なるべくたくさんの言葉で子供に接することが大切だという。+171
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自身の気持ちを表現するのは「キモい」「ウザい」「ヤバい」だけ。比喩が理解できず、慣用表現を使いこなせない…。スマートフォンの普及により、毎日多くの情報に接し、SNSを日常的なコミュニケーションに使う子供や若者の日本語に異変が起きているようだ。(戸谷真美) ■いきなり要件から 今春、都内の有名私大を卒業した女性(22)は昨年、所属する音楽サークルの後輩から受け取った一斉メールを見て驚いた。「恒例のライブやります。来てください」…。続けて日時や場所が書いてあったが、OB、OGを含めた案内メールなのにあいさつ文もなければ、「OBの皆さま」といったあて先もない。「いくらサークル仲間といっても、目