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1. 匿名 2016/04/11(月) 12:06:10
1964年の東京オリンピックポスターなど数々の名作を残した故・亀倉雄策氏らを中心に設立され、約3000人の会員を擁する日本で唯一のグラフィックデザイナーの全国組織JAGDA。そのトップを務める浅葉氏が、重い口を開いた。「なぜ、こんな作品を選んだのか。4作品ともデザインとして低レベル。これなら佐野さんの作品の方がよっぽど良かったと思います」
前回のエンブレム選考は8人のデザイン専門家のみによって行われ、閉鎖的との批判もあった。それに対し浅葉氏は、自身が年に50回ほど審査に携わるコンペでも「同様の方法が取られている」と反論。デザイン以外にも法律、スポーツ、ITなど多様な分野の識者21人が集まった今回の選考について「やはりデザインに詳しい者同士で議論を深めるべきだった」と訴えた。
過去に受賞歴があるデザイナーに限定された前回の応募条件に対し、新たなエンブレム選考では一般人も参加できるように緩和され、応募件数は前回104件の約140倍となる1万4599件となった。だが、浅葉氏は「一般公募と言えば聞こえはいいが、多くの意見を聞き過ぎると無難なものに集約されてしまう」と指摘し、「低レベル」となった要因の一端とした。
※東京五輪エンブレム最終候補
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2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が8日に発表した大会公式エンブレム最終候補4作品について、旧エンブレムの審査委員を務めた日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)の浅葉克己会長(76)がスポーツ報知の取材に対し「4作品ともデザインとして低レベル」と批判した。アートディレクター・佐野研二郎氏(43)が制作した旧エンブレムは盗作疑惑などで昨年9月に撤回されたが、浅葉氏は「これなら佐野さんの作品の方が良かった」とも語った。