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319. 匿名 2026/07/09(木) 08:42:47 [通報]
読売社説
皇室典範改正案 審議を徹底して問題点ただせ
2026/07/09 05:00
天皇の地位は「国民の総意に基づく」と憲法が定めているのに、政府の皇室典範改正案はそれにふさわしい内容なのか、疑問を禁じ得ない。
与野党は拙速な議論を避けるべきだ。
国会が正常化し、皇室典範改正案の10日の審議入りが決まった。衆院では議院運営委員会で、参院は特別委員会で、審議される。
旧宮家の一般男性を皇族の養子に迎える案には問題が多い。特に、養子の子が皇位継承資格を持つという規定は、衆参正副議長が与野党協議を経てまとめた「立法府の総意」になかったものだ。
しかも、担当する山崎重孝内閣官房参与は与野党への説明で「養子の子は継承資格を持つという意味か」と問われて「現在の皇室典範の解釈通りになる」と明言を避けた。立法府軽視ではないか。
政府は「総意」が養子の子の身分に明示的に言及しないことで、男系男子の皇族が皇位を継承するとの現行規定に基づいて継承資格を持つ、と説明している。
だが、これはおかしい。皇室典範9条は養子を禁止している。
これを改正して養子制度の導入という、象徴天皇制の根幹を揺るがすような変更を行うというのに、養子の子には自動的に典範1条の「男系男子」が適用されると強弁するのは、無理がある。
改正の目的は皇族数の確保のためだけで、皇位継承に踏みこんでいないと装いながら、男系による継承を実現させる意図を隠そうとする 詭弁 きべん にすぎない。
女性皇族が結婚後も皇室に残る案も、一代限りで「皇族の公務」を担当するだけの皇族となり、将来はその系統は廃絶となる。
2017年成立の、平成の天皇陛下の退位特例法の付帯決議は、自民党も含めてほぼ全会一致で女性宮家の創設の検討を求めたのに、今回は対象から外された。
政府・与党は今国会の成立を目指しているが、採決ありきの姿勢は論外だ。しかも看過できないのは、自民党が、参院委員会での審議の模様をテレビなどで中継しないよう野党に求めたことだ。
「 静謐 せいひつ な環境」を整えるという名目で議論の模様の公開を避けるのは、知る権利を 蔑 ないがし ろにし、「国民の総意」形成に逆行する。
養子案の問題点などを議員は徹底的に審議でたださなければならない。議員の質問や政府の答弁を逐一公開し、国民の判断材料とすることが重要だ。数を頼んで一気 呵成 かせい に成立を図るといった乱暴な行為は許されない。
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【読売新聞】 天皇の地位は「国民の総意に基づく」と憲法が定めているのに、政府の皇室典範改正案はそれにふさわしい内容なのか、疑問を禁じ得ない。 与野党は拙速な議論を避けるべきだ。 国会が正常化し、皇室典範改正案の10日の審議入りが決ま