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6870. 匿名 2025/11/14(金) 23:55:45
>>6677
タイトル未定☕⑤ 🐍編
あの喫茶店へ行ってからしばらくが経ち、誰かに話を聞いてもらいたくなってきた。だから香ばしいコーヒーの香りに誘われて、またあの喫茶店を目指す。
「今日はどんな店員さんだろう…」
カランカラン………🔔
「いらっしゃいませ」
蛇だ。首元に蛇がいらっしゃる。……あ、でも全然威嚇してこないな。
「注文は?」
「ホットコーヒーを……」
「……………」
店員さんは私をジッと見てから、首元の蛇と目を合わせ、何かに納得したように厨房へと入っていった。
「なんで……?」
出されたのはクリームたっぷりのパフェ。コーヒーは出てこないだろうと思っていたけど、まさかのフード…?
「仕事でストレスが溜まっているのだろう。まずは甘いもので心と腹を満たせ。鏑丸もそうしろと言っている」
『鏑丸』って首元にいる蛇のこと?意思疎通できるの!?ていうか、私のストレスの溜まり具合、そんなに顔に出てたのかな…。
「……ん!」
「美味いか」
「はい!とっても!」
「それを食べ終わったら、溜まっている愚痴を聞いてやらんでもない」
甘いクリームが身体に沁みる。パフェをペロリと平らげ、私は店員さんと鏑丸くんに仕事の愚痴を溢した。心に溜まっていたものが次々と発散されていくのを感じる…。
「代金?そんなものは必要ない」
「でも、たくさん愚痴を聞いてもらいましたし……なによりパフェ食べましたし…」
「必要ない。…それはそうと、こんなにもストレスが溜まるような職場にこれからも行くのかね」
「まぁ……社会人なので…はい」
「そうか…褒めてやってもいい。また愚痴をこぼしたくなったらここへ来い」
店員さんにお礼を告げて、喫茶店を出る。甘いものを食べて元気が出てきた。
「褒めてくれたな……」
誰かに褒められるなんて久しぶりで、思わず顔がニヤけてしまう。
なんだか………心が晴れ晴れとした。
つづく☕→🍃+27
-6
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6873. 匿名 2025/11/15(土) 00:02:19
>>6870
楽しく読んでます!
はたしてコーヒーを飲める日は訪れるのだろうか……😂+18
-3
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7079. 匿名 2025/11/15(土) 22:35:05
>>6870
タイトル未定☕⑥ 🍃編
あの喫茶店へ行ってからしばらくが経ち、誰かに愚痴をこぼしたくなってきた。だから香ばしいコーヒーの香りに誘われて、またあの喫茶店を目指す。
「喫茶店に行くことが楽しみになってきてるな……」
カランカラン………🔔
「こわっ!」
「いい度胸ォしてるぜテメェはァ」
扉を開けた瞬間に睨まれたんだけど!店員さん…だよね?
「……チッ。座れェ。注文は?」
「ホットコーヒーを……」
「ホットコーヒーだとォ?」
「いえ!なんでもいいです!」
私、お客さんだよね!?あの人、店員さんだよね!?
「飲め」
これは……抹茶だ。なんで喫茶店で抹茶が出てくるの?
「………飲まねェのか」
「飲みます!いただきます!」
本当に怖いんだって!そんなに睨まないで!あれ……店員さん、厨房に入っていった…。
「食え」
これは……おはぎだよね。喫茶店っておはぎや抹茶が出てくる場所だったっけ?
「……いただきます」
おいしい…。抹茶の苦味とおはぎの甘味が互いの味を引き立てていて…。
「抹茶とおはぎの関係っていいですね…」
「あ?」
「お互いが『必要な存在』って感じで…」
「………………」
「私も誰かに必要とされたいな…なんて思ったり……なに言ってるんでしょうね、私」
「…………自分が知らねぇだけで、おまえを必要としてるヤツはいるはずだ。安心しろォ」
なにその顔に似合わず優しい言葉……泣きそうになるじゃん。
「あの、私、今まで代金を払ったことがなくて…払いたいんですけど……」
「いらねェ。そういう店じゃねェし」
「でも喫茶店ですよね?」
「いいんだよ。それより、また不安になったらここに来い」
店員さんにお礼を告げて、喫茶店を出る。怖い店員さんかと思ったけど、優しかったな。
「私を必要としてる人……か」
本当にそんな人いるのかな。いたらいいな。見つけたいな。
なんだか………心が前を向いた。
つづく☕→🌊+26
-6
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