冬だから…怖い話が聞きたい！

[56. 匿名]

一昨年の夏、マンションのエレベーターに乗ろうとしたら
幼稚園前くらいの小さな男の子が『開』を押して待っててくれた。
こんなちっちゃな子が一人で乗るなんて危ないなあと思いつつ
階数ボタンが押してないので「何階？」って聞いたら「8」と言うので
ああボタンに手が届かなかったんだなと8階のボタンを押してあげた。
男の子はプール用のバッグを持ってたし髪も濡れてたので
「プール行ってきたの？」と聞いたらうなずいてた。

私は4階で男の子を置いて降りてふと思ったのだけど、
うちの8階って屋上で、住居はない。
しかも屋上用のカギがないと開けられない。
男の子はカギを開けられる年齢には微妙。

なんだか変だなあと思ったけど、まぁカギを開けられるとして、
屋上にある水道でプール用具を洗いに行ったのかも…と思ったんだけど、
その日、けっこうな雨の日だったんだよね。しかも屋上には屋根はない。

あの子は何をしに8階へ…？と思うとちょっと怖かった。
少し経ってエレベーターの前を通ったら
表示は8階にとまったままだったけど、見に行く勇気はなかった。