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52. 匿名 2013/10/04(金) 00:53:58
私の観察によれば、この「ふつうに」表現には、
「ふつう」でないことがあると思ったのに、案外「ふつう」(一般的で特別なものではない)
という<意外性>が隠れている。
たとえば、「料理は上手じゃないからおいしくないかも」といいながら料理を出したとき、
「ふつうにおいしい」といえば
「誰が食べてもおいしいっていうよ」というようなニュアンス。
私たちが友だちだからそう言ってるんじゃなくて、
出されたら一般的に通用しておいしいよ、
「おいしくない、食べるのが大変」そんな「ふつうじゃない状態」を覚悟して食べたけど、
そんなことない、あたりまえのようにおいしいよ。そんな感想が混じっている。
食べたことのない物で、
ゲテモノ的、珍味系で好き嫌いが分かれるような物かと思ったら、
「ふつうにおいしい」とは、
ゲテモノじゃなくっておおかたの皆にとっておいしい、
特殊なおいしさじゃなくて一般的なおいしさだ、ということだろう。
欧州映画紀行・blog より引用
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