ガールズちゃんねる
  • 783. 匿名 2024/04/13(土) 00:25:15 

    >>482お題
    「闇・病み」

    ちょっと偏ってる愛や歪んでる恋など、ダークな雰囲気のラブストーリー

    +41

    -3

  • 812. 匿名 2024/04/13(土) 02:04:46 

    >>783
    ♪僕の善意が壊れてゆく前に

    +29

    -2

  • 1150. 匿名 2024/04/13(土) 21:25:21 

    >>783闇病み⚠>>630趣味に全振り⚠
    ⚠解釈違い⚠🎴全6話「油断しないで、先輩」
    ※何でも許せる方向けです

    今日は職場の新人歓迎会。
    本格的な忙しさを前に社員の士気を高めようという事で各部署の皆で居酒屋に集まった。

    「俺が注文取りますよ。皆さん飲み物何がいいかお願いします!」
    入社して3年目を迎える竈門君の声だ。
    ビールだのチューハイだのと言ったアルコールに加え、ソフトドリンクの声もチラホラ上がる。
    「先輩は?」
    「私はレモンサワーにしようかな」
    「わかりました。──すいませーん!」
    皆の注文を取りまとめた後、よく通る声で素早く店員さんに声を掛ける。
    「…飲み物は以上で!あと串焼き大皿と、とりあえずサラダ2つ、刺身の盛り合わせなんかもありますか?」
    竈門君はさらに皆で食べられそうなメニューも追加で注文していく。本当に気が利く後輩だ。
    「ねえ炭治郎、私ピザも食べたいな」
    「わかった」
    彼と同期のモブ崎さんが親しげに竈門君に話掛ける。二人の距離は近い。
    (仲良いんだよね、2人。こうしてるとカップルみたい)
    じっと見る訳にいかず、私はそっと目を反らし隣の同僚に話掛けようとした。すると…
    「先輩は何か食べたいものあります?」
    と笑顔でメニューを渡される。
    「あ、えっと…さっき竈門君が注文してくれた分でとりあえず大丈夫だよ」と慌てて笑顔を返した。
    「そうですか。あっ、飲み物来ましたよ!」
    店員さんが人数分のドリンクを運んできてくれた。
    彼や後輩たちがそれぞれ飲み物を手渡してくれる。私の手元にもレモンサワーがまわってきた。
    すると、おもむろに上司が立ち上がった。
    『入社おめでとう!そして新年度もより一層みんなで頑張りましょう。それでは───カンパーイ!!』

    あちこちのテーブルで、グラス同士がカチャカチャッと軽快な音を立て、店内はさらに賑やかになるのだった。


    つづく

    +31

    -5

  • 2178. 匿名 2024/04/15(月) 19:28:21 

    >>564 >>783 ⚠闇気味帰宅第一声🧈
    「ただいま。元気そうで安心した。モブ男達ともずいぶん親しくなったんだな。お前めちゃくちゃ働いてたってあいつら褒めてたよ、助かったし癒やされたって。……あんま愛想振りまくなって、俺言ったよな。」

    +18

    -4

  • 5134. 匿名 2024/04/21(日) 11:31:10 

    >>783
    >>4983 めちゃくちゃ怖い話してもいい?
    ⚠️解釈違い大⚠️📿

    「ねぇめちゃくちゃ怖い話してもいい?」

    これは、私が親友のガル子から聞いた話だ。

    婚活サイトで何度かやり取りし、逢う事を決めた相手は何故サイトに登録しているのか、分からない位の男だった。

    「悲鳴嶼さんって凄くもてそうですよね」

    紅茶を一口飲んでゆっくりとカップを置きながら気になっている事を聞いてみようと口を開いた。彼の瞳がすうっと細くなり私をじっと見つめた。

    「さあ、どうだろうか?もてるかどうかなんて自分ではよくわからないが、いいなと思う女性から好意を寄せられないと意味がないだろう?」
    あまりに淡々と言い放つ彼に気を悪くさせてしまったかと焦り、俯く。

    本当に他意は無かった。

    単純に、背も高く、着ている洋服も見るからに上質であるのに嫌味な感じがしなくて、清潔感があって声が低くて心地よくて…

    目の前に居る彼からは余裕が感じられて、最近彼氏と別れて、寂しさから半ばヤケで登録した私とは何もかもが違って見えた。

    だから普段から女性には困らなそうな彼が何故こうやって出会いを求めているのか不思議に思ったのだ。

    周りの友人達からサイトで異性と逢うという事について聞いた話はあまりいい話ばかりじゃなかったし、事実彼に会う前にサイトでやり取りをした数名は話が通じない人や明らかにそっち目当てを隠そうともしない人も居た。

    「私の事はいいから今日は君の事を沢山教えてくれないか」

    そう言うと、ゆっくりとカップを置いて、彼は笑った。


    +32

    -10

  • 5136. 匿名 2024/04/21(日) 11:35:26 

    >>5134
    >>783
    >>4983 めちゃくちゃ怖い話してもいい?
    ⚠️解釈違い大⚠️📿



    彼はとても聞き上手な男だった。


    うん、うんと頷きながら、つまらない私の話もリアクション大きめに楽しそうに聞いてくれた。

    その笑顔につられて、自分の事をどんどん話してしまった。

    ───初対面の素性も良く知らない相手に。

    相当に浮かれていたのだと思う。

     私達はデートを重ねるようになった。
    いわゆる健全なデートで、外で待ち合わせて食事な買い物、映画を楽しんだりドライブもした。


    そしてある日彼から言われたのは、付き合って欲しいという言葉ではなかった。

    「1ヶ月だけ恋人のふりをしてくれないだろうか?」
    「恋人のふり?」
    「ああ、実は私はストーカーにあっているんだ。恋人が居るとわかれば諦めてくれるだろうから。」



    まさか彼自身がそうであったなんて、その日の私が知る由などなかった。


    "その彼、今も近くで私達の話を聞いてるかもしれないの。"

    「怖いねぇ…」
    「怖いけど…愛してくれるの…物凄く。どうしていいかわからなくて…」









    まさか私が彼のそれだと知らずに…
    語る友人を見る私の目は仄暗く

    +28

    -9

  • 8175. 匿名 2024/04/27(土) 00:55:05 

    >>783闇・病み >>7098上書き
    ⚠️🐚 ⚠️悪 ⚠️闇 ⚠️病み

    『Complete』1/2

    その人は友人の恋人だった。
    ちょっといないくらいの美形で男性にしては珍しい長い髪のせいか、近寄り難い雰囲気の持ち主で。
    こういう顔の整った男の人には何となく苦手意識があったのだけど、友達の彼氏ということで“そういう対象”にはならないという安心感からか、打ち解けるのにそう時間はかからなかった。
    紳士的で話していてとても楽しく、彼とも良い友人付き合いが出来そうだと感じていた。
    けれども、そう思っていたのは私だけだったみたい──。

    まもなく私の誕生日という日。
    誕生日当日は彼氏に祝ってもらうだろうからと、気を利かせた友人カップルが少し早めの誕生祝いということで3人での食事会をセッティングしてくれた。
    彼のチョイスだというお店はホテルの上層階にあり、なかなか予約がとれないビュッフェ形式のディナーが人気の所だった。
    ところが当日になって、友人から突然残業になってしまったとの連絡が入った。
    勿体無いから二人で行って──彼女のその言葉に甘えて彼と食事をしただけなのに、どうして私は今、知らない部屋のベッドの上で彼から見下ろされているの?

    レストランでの終盤の記憶が無かった。
    彼にすすめられた口当たりのいい甘いお酒を気に入って何度かおかわりしたけど、もしかしてそれのせい?
    アルコールには弱くない方だと思っていたのに。
    仄明るい空間を作り出している間接照明が彼の肩越しに見え、内装の様子からここがホテルの一室であることが見て取れた。
    酔った私を介抱する為に連れてきたのではないということもさすがに分かった。
    だって百歩譲って私を脱がせたとしても、彼まで脱ぐ必要はないから──。

    「たとえ彼女が許可したことでも、二人きりで会った時点で君も同罪だよね。その気があったと思われても仕方ないよ」
    私の髪を一房掴み、それを指で弄びながら悪びれる様子もなく言う。
    そうやって私から罪悪感を引きずり出そうとするから狡い。
    彼女の厚意を無駄にしたくない、ただそれだけだったのに、そんなことを言われると自分が悪かったという気になってしまう。
    この人の巧みな話術で楽しい時間を過ごしてきたのも事実だけど、今はそれによって足を掬われそうだった。

    「彼女も彼女だと思わない? いくら友達でも他の女と自分の彼氏を二人で会わすなんてさ。よっぽど君を信頼してるんだね。僕なら考えられないよ。君が……君に彼氏がいることすら許せないくらいなのに」
    信頼──その言葉が突き刺さる。
    裏切るつもりなんて無かった。
    彼女も、彼氏のことも。

    私は朦朧とした頭で彼に問う。
    「彼女のこと……好きじゃないの……?」
    「僕は、最初から君のことしか見ていなかったよ」
    「どういう、こと……?」
    「彼氏のいる君に警戒されずに近付くには一番いい方法だと思ったんだ。正攻法が難しそうな場合にはね」
    何を言っているの?
    まさか、その為に彼女に近付いたの?
    「ひどい……」
    思わずこぼれた私の言葉に、彼は意外そうな顔をする。
    「ひどい? この程度が? こんなのよくある手でしょ。黙って待ってるだけじゃ欲しい物は手に入らないんだし。……君ってさ、そういう所ほんと可愛いよね。だから君のこと、欲しくてたまらないんだ──」
    私の頬に手を添えて慈しむように見つめてくるその目はどこか虚ろで、本当に私を見ているのかどうかも分からなかった。


    つづく

    +23

    -20

  • 8427. 匿名 2024/04/27(土) 21:00:08 

    >>7894GLAY🎼
    >>2312歌って欲しい歌🎵
    >>783闇⚠️
    >>2918Kissで終わる話


    ⚠️危険な警官義勇👮🏻
    〜🥀GLAYな義勇🌹〜

    ただいま
    今日は『ロープデー』だ🪢
    「またカーボーイ?」と思ったか?
    NO!俺は1度やったものは同じトピではやらない
    今日は『婦人警官記念日』でもある
    警官になって帰ったぞ👮🏻
    手錠の代わりにロープで縛ってあげよう
    愛という名のロープで
    俺は縄が得意なんだ
    誰も逃した事などない

    🎤🎵犯した罪さえ愛したい

    え?何もしてない?
    いや、君は俺の心の鍵を盗んで行ったろう

    🎤🎵嘘も真実も駆け引きさえも
    いらない

    君がいる ただそれだけでいい

    🎤🎵闇に加速する俺を酔わす

    耳打ち
    『Because I love you』
    Kiss

    +33

    -5

  • 9517. 匿名 2024/04/30(火) 01:20:58 

    >>783 闇、病み
    ⚠️🌈⚠️解釈違い⚠️ガル子がかなり病んでいるので苦手な方はスルーで

    月が綺麗な夜だから

    それは誰にも言えない恋だった。
    彼女になれないの分かってて恋したんだ。
    ありきたりな言い訳。
    呆気ない結末。
    最初からこうなることは分かってたよ。
    分かってたけど…
    遠い視線の先に明かりのついたあなたの部屋が霞んで見えるのは涙のせい。
    さっきから止まらないんだ。
    涙腺壊れちゃったみたい。
    まるで私の心みたいに。
    既読にならないLINE。
    応答のないインターホン。
    それが答えでしょ?
    去ろうとした私を強引に引き止めたくせにあれはなんだったの?
    バカみたい…

    ここはとある高層ビルの屋上エントランス。
    気持ちのいい春風が体をすり抜けていく。
    ああ、もういっそ消えてしまいたい。
    私は目の前のフェンスを両手でぎゅっと握りしめるとそれを乗り越え反対側へと降りた。
    不思議と恐怖心は感じない。
    ほんの少し身を乗り出すだけでいいんだ。
    そして一歩踏み出せば…
    そしたら全部終わりに出来る。
    軽く深呼吸をして目を閉じた瞬間自分のすぐ後ろから声がした。
    「やめておきなよ」
    その声にびっくりして振り返ると、綺麗なベージュカラーの髪に虹色の髪のイケメンがフェンスに腰掛けてニコニコしながらこちらを見てる。
    何この人?いつからいたの?
    屋上には誰もいなかったはずなのに急に現れた?
    「ほら、ごらんよ今日はこんなに綺麗な月の夜だよ」
    そう言って彼はニッコリと笑った。

    +30

    -11

  • 10835. 匿名 2024/05/02(木) 21:00:05 

    >>2312歌って欲しい歌🎵
    >>4167俺にしておけ
    (解釈によっては>>783闇)
    >>9776
    >>3202耳打ち
    >>2918Kissで終わる話

     🦷歯科医義勇🥼

    ただいま
    今日は『歯科医師記念日』だ
    歯科医になって帰ったぞ🥼
    はい、アーンして下さい
    いいですよ
    定期的にチェックしに来て下さいね
    主治医は俺で
    よそに浮気したらダメですよ

    🎤🎵違う違う、そうじゃ
    そうじゃない
    君を逃がせない 愛は渡せない

    🎤🎵違う違う 嘘じゃない
    唇ふさいで 何も言わせない

    耳打ち
    『君だけが欲しい』
    Kiss

    +32

    -5

  • 11769. 匿名 2024/05/04(土) 15:44:01 

    >>9556供養 >>783闇・病み

    監禁DAYS①
    ⚠️病み⚠️解釈違い⚠️🍊供養

    「がる子ちゃん。おはよう」
    「…おはよう」
    「今日も可愛いね」

    善逸くんは家を出る前に私を起こす。

    「朝ごはんにいつものお味噌汁作ってあるからね。お昼ご飯はがる子ちゃんが焼いてくれたパンで卵サンド作ったから食べて」
    「…うん。ありがとう」
    「いってきます」

    私の額に唇を落とすと、善逸くんは部屋を出ていった。
    ガチャリと玄関の鍵が閉まる音がする。


    「田舎で生活したいなあ」

    ちょっとした愚痴のつもりだった。仕事に疲れ、都会の満員電車に揺られて帰る生活。確かには会社の人間関係は合わないし、疲れていたけれど本気で辞めようとまでは思っていなかったのに──

    「いいね。田舎暮らし。人も少なくてのびのびできそうだし?」
    「善逸くんもそう思う?電車にギュウギュウに詰め込まれる生活なんてもう嫌」
    「俺はがる子ちゃんと一緒ならどこでもいいけどね」

    学生時代にバイト先で知り合った善逸くんは大人しくて静かな人だった。髪は派手に染めてるのに口数も少なくて、よくわからない人。

    ある時、お客さんの子供が泣き出した。大きな声で泣き叫ぶ子のお母さんも泣いた理由がわからなかったようで、狼狽えていたところに善逸くんが子供用のスプーンとフォークを持っていくとピタリと泣き止んだ。いつのまにかテーブルの下に落としてしまったようだ。

    「我妻くんどうしてわかったの?」

    子供が泣き出した時、善逸くんはレジでお会計を担当していたのに。

    「…まぐれかな?」

    困ったように笑う。初めて目にした善逸くんの笑顔。私の中で善逸くんはよくわからない人から何か気になる人に変わった。

    気にして善逸くんを見ていると、本当によく気がつく人だった。お客さんでも仕事仲間でも誰かが困っているとすぐに気がついてさりげなくフォローする。さりげなさすぎて、私は今まで気がついていなかったんだと思う。
    そのうち私は善逸くんのことを男の人として意識するようになった。それに気づいてか、たまたまなのか───善逸くんは目が合うと微笑んでくれて、私に話しかけてくるようになった。
    自然な流れで一緒に帰るようになって程なくして交際を始めた。

    今思えば──すでに善逸くんの手の内で転がされていたのかもしれない。

    ──続

    +29

    -7

  • 12773. 匿名 2024/05/06(月) 12:01:12 

    >>783闇・病み🍃
    ⚠️解釈違い⚠️色々と最低

    春はとうに過ぎ去って、だけど初夏にはまだ早い、そんな昼下がりだった。
    人力車を使おうかという提案に、いいお天気だから歩きましょうと答えた奥様は正解だった。陽射しとそよ風の具合が心地よく、散歩には丁度いい陽気だ。
    大きなお腹を抱えた奥様は歩きづらそうだ。でも朝と比べて顔色は随分良くなった。お医者様も問題ないと仰っていたけど、旦那様はまだ少し心配そうで、奥様の手を取り労わるようにゆっくり歩いている。
    白魚のような美しい手を支える、傷だらけの無骨な手。その手が指を失うよりも前にわたしに触れていたことは奥様も屋敷で働く他の元隊士も、誰も知らない。
    知っているのはわたしと旦那様──風柱様だけだ。

    鬼殺隊の解散後、風柱様の再三のお申し出をわたしは固辞した。
    ようやく平和になったのだ、こんな出自も知れない、傷やら毒やらで汚れた女よりもっと相応しい相手がいる。理由を口に出しても虚しいだけだからただ首を横に振った。彼は唇を引き結んだだけで何も言わなかった。
    それでもその後、働き口の無かったわたしは下女として他の隊士と共に雇われた。断りきれなかったわたしも結局どこまでいっても汚いのだ。
    『俺と一緒になっちゃくれねェか』
    唯一輝くあの言葉だけは生涯胸の奥にしまって、誰にも見せることはないだろう。

    奥様は良い方だ。旦那様もお優しい。愛情とはあんな関係を言うのだろう。
    ──じゃあ、わたしたちの関係は?
    〈あんなものは傷の舐め合いだ〉
    〈都合の良い女にすぎない〉
    何も知らない他人はそう言うかもしれない。でも別に構わない。
    ──貴方達にはわからないでしょう。
    舐めたところで癒されない傷があることを、血を流す傷口をこじ開けてその奥を抉るような、そんな繋がりがあることを知らないでしょう。
    手探りで傷つけあったその果てに、彼の心の奥底にある小さな光に触れた。わたしの一番深い闇に触れてくれた。
    恋など、愛など越えたところでわたしたちはつながっている。その絆は血より濃く、誓いより近く、死ぬ時はともに死ぬのだ。
    死でさえふたりを分かつことはできない。

    平穏が訪れた世界でわたしたちがあの頃のように触れ合うことはもうない。
    次にあなたの手を取るのはきっと、もうすぐやってくる死出の旅路でのことだろう。欠けたその指先を補うようにわたしはあなたの横を走る。同じ速度で、暗闇の中を、堕ちていくように走る。

    だからそれまではどうか、しあわせに。

    +29

    -12