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6116. 匿名 2024/04/22(月) 22:03:28
>>482
お題【イランイラン】
イランイランの香りに纏わるお話をお願いします
🐚はルールを守ってね✨+25
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6158. 匿名 2024/04/22(月) 22:51:42
⚠️🐚🌊 >>6116 お題
【イランイランの誘惑】
まさか、この香りが彼のスイッチを入れてしまうなんて。
ほんの出来心だった。単調な性生活に少し刺激が欲しかっただけ──。
仕事から帰って来る彼を待ち侘びて、昼間入手したイランイランの香りをアロマランプで芳香させてみたのだった。
「今夜はいつもと違う匂いがするな」
帰ってきた彼はどさりと鞄を床に置き、ネクタイを緩めながらそう言った。そして、キッチンにいる私に口づけてきた。冷静さを失ったような深い口付けだった。
「──急にどうしたの?」
私はにんまりと微笑んだ顔を隠しながら、彼に聞いてみる。
「……どうもしない」
そう言いながらも、いつもよりも腕に込められる力が強く感じられた──。
そのまま抱きかかえられ、ベッドになだれ込む。手を繋ぎながら、彼の身体の重みを全身で受け止めていた──。
ナイトガウンの紐を解かれて肌があらわになると、首筋からおりてきた舌はすぐさま、ふたつの柔らかな膨らみにそっと這わされていった。
同じところを何度もなぞられると、甘美な吐息がいくつも漏れた。
快感に酔い痴れながら彼の背中に腕を回し、ぎゅっとしがみついた。
もっと彼の温度を感じたかった──。
身体中にしるされてゆく愛の証。部屋中に響き渡る、しっとりとした甘やかな音たち──。
寄せては返すさざ波のような快楽に、ただひたすら身を委ねた。
やがて彼はくったりとした私の身体を抱き寄せると、耳元で優しく囁いた。
「──ガル子、好きだ。俺はもう──随分前からお前に溺れている……」
彼の言葉は甘い飛沫となって全身に降り注ぎ、私の身体の奥深くへと浸透してゆく。
あぁ、これだから──。ついつい、ささやかな罠を仕掛けたくなってしまうのだ。彼の涼やかな表情を崩して、つめたい鎧に覆われた熱い本音をあぶり出したくなってしまう。
彼はぎゅうっと力一杯私を抱き締めた後、乱れた私の髪を5本の指で優しく梳きながら、もう一度唇を塞いだ。
「……もう、またなの?」
「足りない。もっとだ──」
蒼い瞳に吸い込まれてしまったら、もう動けない──。
「容赦ないのね」
今夜は長期戦になりそうだ。
オリエンタルで濃厚な花の香りに包まれて、何度も何度も深い場所へと沈められてゆくのだった──。
おわり+34
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6164. 匿名 2024/04/22(月) 22:56:36
>>6116
(お題:イランイラン)
🐚⚠️
悪友からもらった海外土産
いつもならすぐに火を付けるが
いランイランと書かれた文字
ぐう然を装い彼女が来る時間に
ろうそくに火をつけようかと
さんざん迷う俺を見透かすしせ
んを感じる先にお香の箱の女性
初めての事だから緊張してるよ
挑発的に誘う勇気を分けてくれ
戦うのは自分自身の理性なのだ
+33
-10
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6188. 匿名 2024/04/22(月) 23:21:44
>>6116お題 イランイラン
友人がくれたイランイランのお香、彼氏が来る日に焚けばいいと言われたので早速を一本取り出して嗅いでみる
濃い目の香りがしたので彼が来るまでには消える長さに折って、残り香を楽しむ程度にしようかな…
やってきた彼が部屋の香りを変えたのかと聞いてきたから、友人に貰ったイランイランのお香を焚いていたんだと伝えた
「イランイランってインドネシアの言葉で花の中の花って意味なんだって、ジャスミンと相性が良いとか、安らぎ効果があるとかいってたような?」
「その友達良いセンスしてるな。ならこれは知ってるか?花言葉は乙女の香り、誘惑。それと、現地では新婚初夜の夫婦のベッドにイランイランの花びらをまき散らす習慣があるらしいぜ?」
「えっ」
「知らなかっただろ?部屋に入った瞬間誘われてんのかと思ったけどな」
「うぅ…」
「そろそろ誘われたいんだけど、誘われないなら俺から誘ってもいいか?」
+28
-5
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6202. 匿名 2024/04/22(月) 23:38:07
>>6116
⚠️🐚
「ねぇ、今夜はこれを纏ってくれないかい?」
2人でもまだ余裕のある広いベッドの上でまったりしていたら童磨様がガラスの瓶を私の手にのせる。
「これ…サムサラですね」
永遠の再生、輪廻という意味を持つ香水。
童磨様そのもののような香水だ。
ジャスミン、サンダルウッド、イランイランが使われている華やかな女性らしさ溢れる香り。
「今夜はこの香りだけを纏ってくれないかな。その方がもっと素敵だよ」
「ふふ。かつてのハリウッド女優みたいですね。寝る時はNo.5だけを身に付けるって言っていた」
そういやこちらもイランイランが使われていたっけ。
そんなことを考えながら甘い香りと童磨様の熱い吐息に溺れていく…
+27
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11507. 匿名 2024/05/04(土) 00:05:17
>>6116
お題 イランイラン
成人設定です
⚠️🐚🌫️
ふうぅぅぅ~
私は大きく深呼吸をした。
あぁ……緊張する……。
ここは霞柱邸の一室。私は部屋の真ん中に敷かれた布団の横に座っている。
今日はいわゆる……初夜…。
緊張しすぎて心臓がまろび出るんじゃないかと思うくらい。
襖が開いて無一郎様が部屋に入ってきた。なんだか恥ずかしくて下を向いてしまう。
「ガル子?」
「ひぃやああ!!」
名前を呼ばれただけなのに突拍子もない声が出てしまった。
「何!?びっくりしたんだけど」
「すすすすみませんっ!」
私は両手で口元をおさえた。あぁもう…恥ずかしい…。
「どうかしたの?」
布団を挟んで座った無一郎様が聞いてきた。
「あ……あの……緊張…して」
「そう。──あっちょっと待ってて」
何かを思い出したようで部屋を出ていった。
少ししてから無一郎様は何かを手にして部屋に戻ってきた。
それを小さなお皿の上に乗せ火をつける。お香みたいだ。
部屋にふんわりと甘い香りが漂った。
「甘くていい香りですね」
「貿易商の人に譲ってもらったんだ。気持ちが落ち着く香りみたいなこと言ってたから。初めて使ってみたけど、いい香りだね」
確かに落ち着く──さっきまでの緊張が少しずつ解けていくみたい───
無一郎様が近付いて私の手を取った。
「…ガル子」
優しく私の名前を呼んで、そっと口づける。
「実はね…
僕も緊張してたんだ」
+29
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