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4562. 匿名 2024/04/20(土) 12:33:06
>>482お題
心の声が大音量でダダ漏れになる血鬼術+25
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4568. 匿名 2024/04/20(土) 12:38:23
>>4562
『じれったーーーい!小芭内はガル子ちゃんのことが大好きなんだよーーー』
「へ?そうなの?」
「か、鏑丸が勝手に。突然すまない」
「うーん、勝手なのかな?わたしは嬉しかったな。でも、ちゃんと好きなひとの口から聞きたいセリフ」
「シチュエーションもなにもない状態ですまない。君のことが好きだ。君さえよければ、付き合ってくれないか。これから2人で過ごしていきたい」
「喜んで!」
『やったーーーー!!』
「鏑丸くんナイスアシストありがとね!」
『わーーーーい』
告白したいけれど、もじもじしている伊黒さんを放っておけず、血鬼術により心の声が出てしまった鏑丸くん+33
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6204. 匿名 2024/04/22(月) 23:38:38
>>4562
⚠🍃解釈違い、心の声はガル子にだけ聞こえる設定にしてます
口が悪くて目付きも悪くて、泣く子も黙る厳つい男。そんな彼とわたしは、犬猿の仲として有名だ。顔を合わせれば口喧嘩ばかり。けど彼は本当は世界一優しい人だと知っている。だからわたしは、彼のことがずっと。
彼が任務で珍しく深手を負ったと聞き心配していたある日、藤の家紋の家でわたし達は偶然出会った。
「怪我したって聞いたわよ、具合はどう?」
「別にィ、これくらいどうってことねェよ」
《それ以上近寄るんじゃねェ》
「えっ……」
最後の言葉に、胸が引きちぎられそうになった。まさか、そこまで嫌われていたなんて。意図せず、思わず目に涙が浮かんでしまった。
《やべェ、泣いてる!?なんで泣いてんだよ、どっか痛てェのか、怪我したのか》
「……?怪我したのは貴方の方でしょ?……もう行くから」
《行くな!》
「………??何なの?」
「…………なんで泣いてんだァ?お前」
「だ、だって……近寄るんじゃねーって……」
「言ってねェよ」
「でも……」
《好きな女と急に二人っきりなんて、どうしたらいいか分かんねェんだよ》
「!?!?」
「どうしたァ?」
《急に顔赤くして、可愛いなァ》
「本当?」
「何がだァ?」
「今、わたしのこと可愛いって思った?」
「………………」
「………………」
「……お前、まさかと思うが俺の声が聞こえんのか……」
「よく分からないけど、ところどころ大きい声で聞こえる」
《ハァァァァ!?》
「違っ……血鬼術だ!」
「血鬼術でもなんでもいい、良かったぁ、嫌われてなくて……」
《嫌いなわけねェ、ずーっと好きだったんだから》
《うわ目ェ潤んでる……可愛い、抱き締めてェ》
「やめろォ、聞くなァァ!!」
彼の分厚い掌が、わたしの両耳を覆った。
あの泣く子も黙る風柱が、耳も頬もおでこまで真っ赤にして慌てふためいている。わたしの耳を塞ぐ掌まで熱い。わたしまでつられて顔が熱い。
「ねぇ、ちゃんと口に出して言って」
《大好きだ》
「ああああああああァァ!!何でもねェェェ!!」
「ちょっと!口に出して言ってってば!!」
ドタバタ追いかけっこの末、無事(?)両思いになった二人でした(血鬼術はいつの間にか解けた)💚+34
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