ガールズちゃんねる
  • 4568. 匿名 2024/04/20(土) 12:38:23 

    >>4562
    『じれったーーーい!小芭内はガル子ちゃんのことが大好きなんだよーーー』
    「へ?そうなの?」
    「か、鏑丸が勝手に。突然すまない」
    「うーん、勝手なのかな?わたしは嬉しかったな。でも、ちゃんと好きなひとの口から聞きたいセリフ」
    「シチュエーションもなにもない状態ですまない。君のことが好きだ。君さえよければ、付き合ってくれないか。これから2人で過ごしていきたい」
    「喜んで!」
    『やったーーーー!!』
    「鏑丸くんナイスアシストありがとね!」
    『わーーーーい』

    告白したいけれど、もじもじしている伊黒さんを放っておけず、血鬼術により心の声が出てしまった鏑丸くん

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  • 6204. 匿名 2024/04/22(月) 23:38:38 

    >>4562

    ⚠🍃解釈違い、心の声はガル子にだけ聞こえる設定にしてます

    口が悪くて目付きも悪くて、泣く子も黙る厳つい男。そんな彼とわたしは、犬猿の仲として有名だ。顔を合わせれば口喧嘩ばかり。けど彼は本当は世界一優しい人だと知っている。だからわたしは、彼のことがずっと。
    彼が任務で珍しく深手を負ったと聞き心配していたある日、藤の家紋の家でわたし達は偶然出会った。

    「怪我したって聞いたわよ、具合はどう?」
    「別にィ、これくらいどうってことねェよ」
    《それ以上近寄るんじゃねェ》
    「えっ……」
    最後の言葉に、胸が引きちぎられそうになった。まさか、そこまで嫌われていたなんて。意図せず、思わず目に涙が浮かんでしまった。
    《やべェ、泣いてる!?なんで泣いてんだよ、どっか痛てェのか、怪我したのか》
    「……?怪我したのは貴方の方でしょ?……もう行くから」
    《行くな!》
    「………??何なの?」
    「…………なんで泣いてんだァ?お前」
    「だ、だって……近寄るんじゃねーって……」
    「言ってねェよ」
    「でも……」
    《好きな女と急に二人っきりなんて、どうしたらいいか分かんねェんだよ》
    「!?!?」
    「どうしたァ?」
    《急に顔赤くして、可愛いなァ》
    「本当?」
    「何がだァ?」
    「今、わたしのこと可愛いって思った?」
    「………………」
    「………………」
    「……お前、まさかと思うが俺の声が聞こえんのか……」
    「よく分からないけど、ところどころ大きい声で聞こえる」
    《ハァァァァ!?》
    「違っ……血鬼術だ!」
    「血鬼術でもなんでもいい、良かったぁ、嫌われてなくて……」
    《嫌いなわけねェ、ずーっと好きだったんだから》
    《うわ目ェ潤んでる……可愛い、抱き締めてェ》
    「やめろォ、聞くなァァ!!」
    彼の分厚い掌が、わたしの両耳を覆った。
    あの泣く子も黙る風柱が、耳も頬もおでこまで真っ赤にして慌てふためいている。わたしの耳を塞ぐ掌まで熱い。わたしまでつられて顔が熱い。
    「ねぇ、ちゃんと口に出して言って」
    《大好きだ》
    「ああああああああァァ!!何でもねェェェ!!」
    「ちょっと!口に出して言ってってば!!」

    ドタバタ追いかけっこの末、無事(?)両思いになった二人でした(血鬼術はいつの間にか解けた)💚

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