【2次元】鬼滅の刃で彼氏にしたいキャラPart16【妄想】
17940コメント2024/05/12(日) 20:57
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1796. 匿名 2024/04/14(日) 22:32:33
>>482
紐付けを間違えてややこしいので
お題付け直します💦
【結末が2パターンあるお話】+22
-2
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1818. 匿名 2024/04/14(日) 23:05:15
>>1796
トピまたぎでややこしくてすみません🙏
前Part15の
>>4476から始まるお話の続きです
「無惨様と一番近い女」 19話
ぐいぐいと強引に手を引かれて連れて行かれたのは宝飾店だった
店員は月彦様の顔を見るなり飛んできた
「結婚指輪を頼む」
顔色も変えずサラリとそんなことを言うので
「ハアッ!?」
私は心底驚いた
いやいやいや…そんな!八百屋で人参でも買うみたいに──
そもそも突然のプロポーズに私は返事さえしていないというのに!
な、何なの!?
「ちょっと…待って下さい!」
月彦様の腕を引っ張って店員から離れる
「何だ?結婚するのだから指輪を買うのは当然だろう?」
私の方がおかしいのだと言わんばかりの言い方にもう呆れてものが言えない
「さあ、どれでも好きな物を選んで良いぞ」などとさも得意げに言う
どう考えても私に愛情などあるとは少しも思えないし
きっとこれは何らかの策略なのだ
私を利用しようとしているだけ──
社会的にも独身より妻がいる方が体裁も良いのだろうし…
などと勘ぐりながらもショーケースに目をやってしまう浅ましい女心が悔しい
きらびやかな石を付けた指輪がキラキラとまばゆく煌めいていて
私には違いやその価値など見分けられない──
私のためらいを察したかのように
不意に店員が私の指のサイズを測ると
いくつかの指輪を取り出して並べて見せた
「お嬢様にはこれなどお似合いではないかと──」
ご丁寧に指にはめてみせてくれた
ことさら主張しすぎず
かといって小さすぎることもなく
上品なダイヤモンドが輝いている
さすがの見立てだ
私はうっとりとその煌めきに魅入った
気付けば紙袋を手に月彦様と店を出ていた
つづく+29
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