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14982. 匿名 2024/05/09(木) 22:13:34
>>14921
⚠️今トピでのラスト投稿になると思いますので趣味全開で書いていきます⚠️時々他作品のセリフやら入ってます(終了予定未定連載)
〜ガル美回想〜
「天ちゃんサンキュ。あら、このコ寝ちゃったのね…」
「いいや。こっちこそありがとな…ガル美さん」
(ふ〜ん、何かあったのかしら…)
「客も来ないし店閉めてこの子タクシーで連れて帰るわぁ、何の因果か部屋が隣なのよね」
「俺も行くわ、一人だと大変だろ?」
「大丈夫よお」
ガル奈の肩を揺すろうと伸ばした手が横から遮られ、ガル美は掴まれた腕の先にある顔を見上げる
(あっら…そんな顔も出来んのねえ)
「そ?じゃあアタシは荷物持つから天ちゃん本体よろしく、最近腰の調子悪かったから助かるわあ〜」
軽々とガル菜を横抱きにしてタクシーに乗り込み、隣に下ろしたその体を自分に寄りかからせて流れる景色を見つめる宇髄の様子を、ガル美はバックミラーでコッソリ盗み見していた…
ガル美は部屋の鍵を勝手にバッグから漁って中に入る、電気のスイッチはどこにあるかなんて見なくても分かるのでズケズケと上がり込んで明かりを付けた。
「あらやだこの子、彼氏もいないくせにセミダブルに寝てんの!生意気ねえ」
薄い掛け布団をめくりあげるガル美
「さっさと寝かせてさっさと帰るわよ」
ガル奈を優しく布団に下ろす宇髄を眺めながら
(んまあ壊れ物扱いみたいにしちゃってさあ、放り投げたって起きないわよこの女は!)
「この部屋の鍵、どうするんだ」
「…どうもしないわよ、出て閉めたらドアポストにポイ!」
部屋の外に出て施錠し、鍵をドアポストに投下した。
ガル美はエレベーターに向かう宇髄を呼び止めた
「天ちゃん。いつから気づいてるのか知らないけどさ、アタシにも触れさせたくないくらいなのねぇ…そんなに大事ならちゃんとしなさいよ」
「わかってる…」
一人は大男、一人はまあまあ大きいオネエ…深夜に女の部屋の前にて真剣な顔で対峙する二人…
「私にとっても友人として大事な子よ、ちゃんとケジメつけて。あの子にもケジメ付けるように言うから。お願いだからこれ以上あの子…………泣かせんじゃねえぞ」
「…はい」
エレベーターの下降を見届けて、ガル美は自分の部屋に入った。
(さて、アタシも一仕事しようかしらね)+22
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15028. 匿名 2024/05/09(木) 22:50:24
>>14982
がる美さんがどうしてもマツコの声で再生されてしまう🤣+12
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15090. 匿名 2024/05/09(木) 23:32:46
>>14982
最後😂
続き楽しみ(*´ω`*)+15
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15153. 匿名 2024/05/10(金) 00:41:49
>>14982
⚠️今トピでのラスト投稿になると思いますので趣味全開で書いていきます⚠️時々他作品のセリフやら入ってます(終了予定未定連載)
そして>>14921の朝に戻る。
「アンタもいつまでバカみたいに正体隠してるつもりなのよいい加減にしなさいよ!見てるとこっちまで情緒おかしくなって来ちゃうわよおっ!」
「ごめんなさい…」
バカの大バーゲンとお説教が終わったところで気を取り直して朝ご飯の続きを、と思ったところで部屋の扉がものすごい勢いで開き、そこに息を切らせた元カレがスマホを握りしめて立っていた──
突然のご来訪に驚きすぎてスペースキャットな私と「思ったより早かったわね」とご飯を食べ続けるガル美ママ…なんなのよ、お邪魔しますくらい言いなさいよ……ドア壊れておしゃかになってたらどーすんの、これがホントのヘヴンズドア…なんちゃって。
ササーっと食事を終えたガル美ねえさんは「鍋洗って返してよね、I'll be backしないからごゆっくり〜」と言ってドア付近で頭を抱えてしゃがんでる宇髄さんのよこを通り抜けて丁寧にドアを閉めて去っていった。宇髄さんはピクリとも動かない…
とりあえず、匍匐前進して下から覗き込んで話しかけてみるか。
「あの…あさごはん、食べますか…?」
ガバっと顔を上げた宇髄さんにビビり散らかして思わず正座した。宇髄さんが私のタオルドライしたままの与謝野晶子もびっくりな乱れた前髪を、そっと持ち上げる…あ待って今すっぴんですイヤですイヤです!見ないでくださいぃ…私は慌てて両手で顔を隠した+25
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