【2次元】鬼滅の刃で彼氏にしたいキャラPart16【妄想】
17940コメント2024/05/12(日) 20:57
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14553. 匿名 2024/05/09(木) 00:31:43
>>14545の続きです。3/3
⚠️解釈違い ⚠️🐚 ⚠️趣味に全振り、何でも許せる方向け
「こんにちは」口元に手をあて、隣に座った伊黒先輩にそれだけ言った。
「あぁ」
先輩が腕にかけていたタオルを傍にふわりと置き、首元の鏑丸をその上にそっと乗せた。ほわほわのタオルで急拵えされたリラックススペースに横たわる白い身体を、細い指が優しく撫でる。どことなく、鏑丸がぐったりしていることに気がついた。
「鏑丸、どうかしたんですか?」
「あぁ…ちょっと風邪を引いたらしくてな」
蛇も風邪引くんだ…そりゃそうか。
「この近くに蛇も診てくれる良い獣医を見つけたから、今日も昼休みにそこに行って来たんだ」
あ───そうだったんだ…そりゃお昼ごはんどころじゃないよね。
「そうでしたか…大変でしたね」
膝の上にお弁当を乗せたまま、そっと鏑丸の様子を伺うと───ほんとだ…元気が無いし、鼻水が垂れている。そのうち鏑丸がぷしゅっとくしゃみをした。蛇がくしゃみをするのを見たのは初めてだ。そう言えば昨日も今日も、ほとんど鏑丸は先輩の肩の上で動かなかった気がする。いつもは目の前の桜の木に登ったりして遊んでいるのに。具合が悪かったのか───。小さく丸めたティッシュで鏑丸の鼻水を拭き、よしよしと白い身体を撫でていると、肩にとん、と重みを感じた。伊黒先輩が背後から私の肩に顎を乗っけて、私の膝に乗ったお弁当箱を覗き込んでいる。
「俺にも、ひとくち」
「え?」思わず振り返り、綺麗な異色の双眸が視界いっぱいに入ったところで慌てて止めた。先輩の顔が…めっちゃ近い。
「いつもはひとくちくれるじゃないか」
少し不満気な瞳がこちらをチラ見した。
「でも……迷惑じゃないですか?こんな、私のお弁当なんか…」
「迷惑?…何故そう思う?」
「え…そりゃあ…」だって────あれ?さっきまでガッツリそう思ってたんだけど。違うのかな…
「迷惑などと思ったことは無いな。嬉しいとは思っていたが」
「…そうなんですか?」
「それと───これ」小さな袋に入った何かを先輩がポケットから出して、こちらに向ける。
「え…」
「お礼。いつももらってるから」
見ると中身は近所のパティスリーのお菓子だった。
「ありがとうございます…」
「迷惑であれば、図々しく君の昼食のお裾分けを連日いただくわけがないだろう。断るなり席を外すなり、対応はいくらでもあるのだから」
伊黒先輩がお弁当箱に視線を戻し、肩に乗った顎の重みが増す。
「───何食べます?」
「玉子焼き」そう言って、先輩がマスクを下にずらしてちいさな口をあーんと開けた。
「………」
「ん」異色の双眸だけが動き、私をじろりと見て先を促した。
「あの、お箸…私のカバンの中に…」
「それでいい」
私の手にあるそれを使えと、顎で指し示す。
「間違えた。それ が いい」
でも、これって─────お箸を持つ手が微かに震える。うまく力が入らなかったがなんとか玉子焼きを半分にして、先輩の口にそっと入れた。
ねぇ先輩───これって、あの……間接キス………になりますよ?
心臓が煩いほどに鳴り響き、身体が熱くなる。数センチ隣の先輩の顔を見ることができない。
「うん、美味い───甘いな」
「…すみません…明日からはもう少し甘さを控えてみますね」
「いや────」
伊黒先輩が唇をぺろっと舐めて、私の膝の上のお弁当箱を手に取り、それから階段にことりと置いた。冷んやりとした手が私のうなじに添えられる。くいと自分の方を向かせると、その綺麗な瞳で射抜くように私を見つめてこう言った。
「もう少し、甘い方がいい」
そう言った薄い唇が、私の唇をそっと塞いだ。
(おしまい)+27
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14555. 匿名 2024/05/09(木) 00:38:43
>>14553
あまーーーーーーい🪦(語彙力が消えた)+22
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14587. 匿名 2024/05/09(木) 04:25:23
>>14553
それがいいの威力🪦🐍
素敵な昼休みだわ✨+17
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14942. 匿名 2024/05/09(木) 21:46:31
>>14553
⚠️🐚だったので夜になるのを待っておりました!伊黒さん推しです。
秘密基地のような美術室裏の階段…もうっもうっ高校生なのになんて色気があるんですか~くらくらします(褒めてますよ!)
好きです💕
P.S.鏑丸くんの快癒を祈っております+18
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