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14178. 匿名 2024/05/08(水) 14:02:35
>>13632
素直になれない君たち🍃③
⚠️オチないかもヤマないかも
「………うわぁ、私寝てました?」
「おォ。ぐーすかとなァ」
「すみません……って寒っ!」
「今日は風があるからなぁ。外で寝てりゃあ寒いわなァ」
「いやいや!分かってるなら何か掛けてくれるか起こすかしてくださいよ!」
さっきまで自分の羽織をガル田の膝にかけてやってたのに……ガル田が起きるのを察知してサッと羽織を取って羽織ってしまった。なにやってんだ本当にこの男は───
「私が風邪ひいたら風柱様のせいですからね~」
「知るか。そんな軟弱でもねェだろ」
「か弱い女の子ですけど」
「か弱い女は人の屋敷の縁側で堂々と寝たりしねェんだよ」
「あ!私が寝てる間に変なことしてないでしょうね!」
「はァ!?テメェみたいな色気の無いやつに誰が手ェ出すか!」
よくもまぁそんな言葉が出るものだ。ガル田が寝ているのをいいことに、ずーっとガル田の寝顔を眺めていたくせに───
「あー!そんなこと言っちゃいます?これでも私モテますからね!?」
「はっ!馬鹿も休み休み言え」
「つい先日もモブ山田に告白されたばかりですから!!」
「…………誰だァそいつはァ」
おっと?なにやら雲行きが怪しくなってきた?強面の顔が更に恐ろしい顔になってきている───
ほら、さっさと素直になって想いを告げないから他の男に取られそうになる。さぁどうするんだ風柱───
つづく🍃+23
-7
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14181. 匿名 2024/05/08(水) 14:09:31
>>14178
わーーい♡!!待ってた🍃
オチなくても良いからずっと読んでたいw
ナレーションさんが最高👍🏻+18
-7
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14274. 匿名 2024/05/08(水) 19:34:47
>>14178
モブ山田が危ない…+16
-1
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14598. 匿名 2024/05/09(木) 06:14:31
>>14178
素直になれない君たち🍃④
⚠️ヤマってなんだろう
「誰って……モブ山田ですよ。私の同期の。昨夜の任務にもいたじゃないですか」
「知らねェ」
「可哀想なモブ山田。ていうか風柱様の顔こわっ!」
「元からァ」
嫉妬か?嫉妬だな。どうせガル田に一番近い場所にいるのは自分だと思っていたんだろう。モブ山田はガル田の同期で想いも告げている。今のところモブ山田の方が一歩リードだ───
「…………それで?」
「え?それで??」
「返事はしたのかよ、そのモブに」
「モブ山田ですよ」
「モブはモブだろォ。で?どうなんだ」
いつになく落ち着いた真剣な声に射抜くような眼。ガル田はモブ山田に返事をしたのか、していないのか───
「返事はしましたよ」
「なんて」
「これからも良い同期でいましょうって」
「良い同期で……」
「良い同期で」
「良い同期…………なんっっっだよ!!くっだらねェ!!」
「あ!ひどい!モブ山田に謝ってください!」
こわばっていた顔が一気に綻ぶ。最悪の結果じゃなくてよかったな。この流れで自分の気持ちを伝えたらどうだ?───
「まぁ、振ってよかったんじゃねェ?鬼殺してるやつが色恋なんかしても、ろくなことにならねェ」
「そうなんですか?じゃあ、私の色恋もろくなことにならないですかね?」
「は?」
おや?ガル田が仕掛けてきたぞ?ついに素直になるようだ───
モブ山田だって頑張ったんだ。次に頑張るのはこの男しかいないだろう───
つづく🍃+19
-5
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