ガールズちゃんねる
  • 12959. 匿名 2024/05/06(月) 17:52:06 

    >>12690
    夜のコンビニ②⚠️解釈違い⚠️もう連休最終日とか信じない…⚠️いろいろアイス名が出てくる

    「なぁ…香水かなんかつけてる?珍しいな」
    「香水??つけてないけど」
    「そっか…何かいい香りする気がして」
    「…あっ!ボディクリームかも。お風呂上がりにいつも塗ってるやつ。さっき塗ったばっかりだから」
    仕事ばかりの私に、潤いを───と、お節介な妹がくれた、ちょっといいやつ。香りも気に入っている。
    パーカーの袖をまくって腕を宇髄先生の前に出すと、コンビニの照明に照らされた眩く美しい顔が一気に引きつる。
    「…は?…何?」
    「え?何って…この香りで合ってるかなー?って…確認?みたいな……いや、嗅がないか。ごめんごめん…」
    いつものノリで返してくれるかと思いきや、引かれてしまったらしい。
    大人しく腕を引っ込めようとすると、腕を掴まれた。
    「!?!?」
    鼻先が触れそうなくらいに近づけられ、宇髄先生の吐いた息が、腕にかかる。
    宇髄先生が目を伏せたほんの一瞬の出来事なのに。そこから全身が痺れたように動けなくなってしまった。
    「…ああ、確かにこの香りだなーって…おい、何て顔してんだよ…」
    「は…は…春ですねぇぇ!??」
    「そうそう。春んなってあったかくなるとなぁ〜変態がウヨウヨ出てきてスーハーって……って、はぁぁ!?変態扱いすんなよ!そっちが腕出してきたんだろうが!」
    「そ…そそそうだけど…!!嗅ぎ方ぁ!!!」
    変態というか、いっちいち色っぽいんだよ!
    そう!変態はきっと私の方!さっきから何度も鼻を啜るふりをして、先生の香りを嗅いでいる!👃

    「あ゛ーー、もういいからさっさと選べ!悩むんなら両方買ってやるから!」
    「いっ、一個でいいですよーーだ!」

    ショーケースに顔を近づけ、冷気で熱を逃す。
    何だろう、身体まで熱い。まだ5月なのに今夜は熱帯夜なのだろうか。
    早くアイスを食べなくては……

    顔の熱はそのままに、アイスに集中する。
    今日の気分はチョコ系のアイス。1人だったら2種類買うはずだった。カップ系のものと、1つは絶対パ◯ム。そしてパ◯ムを食べながら帰ろうと思っていたけど…買ってもらうし、一個でいいと断言してしまった…ここは可愛らしくピ⭐︎ノとかにする?でも一個一個大切に味わって食べるって…そういう気分じゃないんだよなぁ…
    それかチョコ系は諦めて…おや?何だかオシャレなあのパッケージはラムレ◻︎ズン………
    「はい、これ絶対好きだろ?」
    宇髄先生がチョコモ♡カジャンボをカゴに突っ込んだ。
    最高。神か。わかっていらっしゃる。そう、こういうのが大好きなんです私!!!

    つづく(コメントありがとうございます!書いてる自分だけが楽しいかもしれないーーー🍨)

    +29

    -9

  • 12964. 匿名 2024/05/06(月) 17:57:17 

    >>12959
    宇髄さんのノリツッコミ最高!!わーいコメントしたアイスが入ってる🤤
    私もたのしいですよーだ!w

    +21

    -5

  • 12966. 匿名 2024/05/06(月) 17:58:06 

    >>12959
    二人のやりとりも楽しいしアイス食べたくなってくるー♡🍨

    +20

    -2

  • 12972. 匿名 2024/05/06(月) 18:01:14 

    >>12959
    読んでる私も楽しい!ありがとう!

    +17

    -2

  • 12985. 匿名 2024/05/06(月) 18:10:59 

    >>12959
    チョコモ○カジャンボ割りやすいから
    ハイ♥って分け合って食べながら帰りたい〜🤤💕

    +19

    -0

  • 12998. 匿名 2024/05/06(月) 18:23:16 

    >>12959
    ぎゃあ!チョコモナカジャンボ大好きガル子だよ!
    アタイ、がる子先生と親友になれそうだ〜!頑張れ先生〜!
    ありがとうありがとう🥹💕💕🙏🏼

    +21

    -4

  • 14242. 匿名 2024/05/08(水) 18:31:14 

    >>12959
    夜のコンビニ③⚠️解釈違い⚠️連休が終わっている…⚠️M●RINAGAの回し者ではありません⚠️何でも許せる方向け

    「アイスありがとう…」
    「俺も家こっちだから。てか、夜だし危ねぇから家まで送ってく」
    コンビニを出て、2人並んで歩き出した。
    2人の間で揺れている、宇髄先生の持つ袋の中のチョコモ♡カジャンボが気になって仕方がない。だって、もしかしたら私に渡すのを忘れて・・・

    「…そんな見んなよ。家着いたらちゃんと渡すわ」
    「ハイ」
    その言葉に安心して袋から視線を外し、街灯によってアスファルトに落とされた2つの影を見ていると、ハッと気がついた。この…このシチュエーション的に…

    パピ子が正解だったのでは───?と。

    そう。男女が仲睦まじく半分こするアレだ。
    「推し君の一口ちょうだい?」「はぁ?そっちのと味同じだろ?」「推し君が食べてるのを食べたいの♡」「…ったく、しょうがねぇな♡」
    …って、するとかしないとか。私はしないけど。
    そっ、そう言えば…チョコモ♡カジャンボも半分に割れるじゃん。半分こイベント発生できるじゃん。
    でもそしたら…私の取り分は半分か……「1列だけあげる」とか言ったら怒るかな…せめて2列?…やっぱ潔く半分こできるパピ子だったか…

    「…聞いてる?がる子先生」
    「ぱっ!?……は、はい?」
    「ぱ…?…いやだから。連休、何してんの?」
    「あぁ…特に何もしないね。今日もちょっと仕事してから家でダラダラしてたけど。明日も明後日もこれだと思うと暇だよね。宇髄先生は?」
    「俺も同じ感じ。家で絵描くくらい。あとは何も予定なし」
    「へぇ〜、何か意外」
    「…あのさぁ、今日もう家帰る?」
    「えっ?何で?」
    「いや、このまんま家帰ってもお互い一人で暇かなって。せっかく会ったし」
    「確かに…じゃあどっか寄る?このへんでどこか…あっ…でもこんな格好だし、アイスも溶けちゃうか…」

    こんな格好で家を出た自分を、溶けてしまうアイスを買ってもらった自分を、恨めしく思った。
    いつもだったらきっと、早く帰らなきゃアイスが溶けてモナカからムニュッて出てきちゃう…とか考えちゃうのに。

    このまま別れたら、次に会えるのは連休明けの学校かぁ──

    何も予定が無く寂しいせいだろうか。コンビニで姿を見つけた時には隠れてしまったけど、今では少しでも長くこの人と一緒にいたいと思い始めている。
    この現象をそのまま“連休マジック”と名付けることにしよう。
    嗚呼、そうか…もしかしたら宇髄先生も、その現象に陥っているのかもしれない・・・

    つづく(いろいろごめんなさい🍨コメントありがとうございます🍨❤️)

    +23

    -8