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1259. 匿名 2024/04/13(土) 23:00:46
>>482
【お題】
推し君がとっても照れちゃうシーンをお願いします///+24
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1313. 匿名 2024/04/14(日) 00:28:48
>>1259
((高3にして、やっと同じクラスになれた。今年は頑張る!))
下駄箱で遭遇したのは、同じクラスになれることを願ってやまなかった選択科目が一緒のがる子ちゃん
「がる子ちゃんもいま帰り?」
「うん。委員会があって、いつもより遅くなっちゃった」
(頑張れ、俺。2人っきりで話すチャンスなんて、なかなかないんだぞ)
「あ、あのさ、もし良かったらなんだけど、一緒に帰らない?」
「良いよ」
学校を後にして、駅に向かって歩き出す
「ちょっと遠回りしない?堤防の桜が満開だから、見に行こうよ」
「せっかくだもんね!行こう行こう」
(よしっ!)
「わぁ!綺麗〜🌸」
「ほんとだねぇ」
(桜に見惚れるがる子ちゃんも綺麗だよ、なんて言ったら、さすがにだめだろうなぁぁ)
春風が心地よく吹く中を歩いていく
桜の花びらが風に乗ってほっぺに触れたり、髪の毛にくっついたりする
「頭にくっついてる」
がる子ちゃんが背伸びして、俺の頭上の花びらをとってくれた
「ほら」
ちらりと見せてくれた花びらをふっと息を吹いて飛ばすがる子ちゃん
(こ、こんなに近くにがる子ちゃんが!!!)
「行こっ!」
ぎゅっ
(がる子ちゃんが俺の手を握ってくれてるぅぅぅぅ)
「綺麗な桜を見せてくれて、ありがとう善逸くん」
「がる子ちゃんと桜を見られて幸せだよぉぉぉぉ」+29
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1963. 匿名 2024/04/15(月) 12:16:37
>>1259照れちゃう推し🪓⚠️解釈違い
「時透くん、ここわかんない」
休み時間に入ったとほぼ同時に、時透くんの机の前に屈んでテキストを広げる。
「……どこ」
いつもの通りめんどくさそうにしながらも、結局ちゃんと応えてくれるんだよなぁ。
みんなは時透くんのこと「なんか怖い」とか「とっつきにくい」とか言うけど、私は全然そんなこと思わない。説明は丁寧だし、私のわからないところをちゃんと汲み取ってくれる。
それってたぶん、ちゃんと目の前の相手と向き合おうって思っているからでしょう?
「……なるほど、そっかぁ。先生の説明だけじゃぜんっぜん理解できなかった」
「あのな、なんでいつも俺なんだよ。他に聞ける奴いるだろ」
「時透くんの説明、わかりやすいから。先生とか向いてると思う。大学入ったらさ、家庭教師のアルバイトとかやればいいよ。むしろ私が今お願いしたいくらいだけど」
「……高いぞ」
「友達割引ないの」
「ない」
バッサリと切り捨てれられて、私は口を尖らせる。
「……じゃあ彼女割引は?」
「……はぁ?」
時透くんが思いっきり顔を顰めた。その顔を覗き込んでまっすぐに目を見つめる。
「ない?」
ふいっと顔を背けられた。時透くんの長い髪に隠れてその表情は窺えない。
「……何言ってんだよ、バカ」
「そっか、残念」
肩を竦めてそう呟くと、立ち上がる。
振り返ってみると、髪の隙間から真っ赤になった耳が覗いていた。
──可能性、なくはないかな。
時任くんのことだから、本気で私が勉強を教えてもらうためにせっせと話しかけていると思ってるんだろう。
「そんなわけないじゃん、超鈍感」
それでも少しだけ近づいた君との距離を、焦って一気に詰めようなんてそんなバカなことは思わない。
ちょっとずつでいい。君がちゃんと私のことを見てくれるまで。
「……もう少しがんばりますか」
おしまい+31
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8721. 匿名 2024/04/28(日) 18:45:26
お題MIX
>>1202 推しと花
>>1259 推しが照れる
⚠解釈違い
自分は花より団子だと思っている。
季節の花々は確かに美しいし心が安らぐ。しかし花を愛でるより、団子を食う方がいささか性に合っている。
ガル子は団子も好きだが花や植物も好きだ。
春の桜、藤、菜の花
夏の梔子、紫陽花、向日葵
秋の紅葉、金木犀、コスモス
冬の椿、水仙、蝋梅
街や公園を歩いていて見付けると、わぁ綺麗、いい香り、と走り出し、スマホを向けては写真を撮っている。
俺はその無邪気な横顔を見るのが好きだ。
「はい、あーん」
頭上から桜のシャワーが降り注ぐ公園を歩いていると、ガル子が出店で買った三色団子を差し出してきた。諸説あるらしいが、三色団子のピンクは春、白は冬、緑は夏を表すらしい。秋がないのは、秋ない=(食べ)飽きないとかけているから、とのことだ。去年の春にガル子から聞いた豆知識を思い出しながら、俺は春色の団子をぱくりと口に入れた。
「美味しそうに食べるね、実弥は花より団子だもんね」
確かに俺は花より団子。
けれど本当は、花より団子より、大切な人を一番近くで見ていたいと思う。
……とか言えるようなガラじゃねェけど。照+28
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12153. 匿名 2024/05/05(日) 10:27:25
>>1259 推し君がとっても照れちゃう
⚠解釈 👁様。刀一筋のため擬態に重きをおいていなかったが、急遽人間社会に潜入することになったという設定
私、いつリストラされてもおかしくない落ちこぼれ鬼なんですが、擬態だけはやたらと上手いんですよ。
人に化けて細々と情報収集していたある日、突然あの方に呼び出されたんです。とうとうリストラかと走馬灯を巡らせていたら、何故か上壱様の擬態レッスンをすることになりました。
上壱様といえば雲の上のお方。なのに「私は…教えを請う立場故…」と私を上座に座らせようとするのです。
「そんな…いけません!」
はっ…!上壱様に対して無礼なことを言ってしまった!
だけど上壱様は「元気があって…良いことだ」と、打首ですか?と震える私の頭を撫でてくださいました。
紳士な振る舞いにドキッ♡
まだ目が2個多いですね。
あぁ、そうそう。いい感じで…す?
えっと…多分…真ん中の段を残したほうが…バランスが…いいかと
あっ!そう、それです!!
何度も上手です!凄いです!と褒めていたら、照れてどこかに逃げてしまわれました。
+26
-2
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14220. 匿名 2024/05/08(水) 17:10:12
⚠️デート企画⚠️解釈違い
>>1259照れる推し
>>14114
「ミズクラゲの恋」 第五話
タイミングを見計らったように「そろそろ、敬語はやめないか?」と愈史郎に言われて小さく頷いた。
私鉄からモノレールを乗り継いで駅を降りたら、潮の匂いが鼻をくすぐった。
しばらく行くと、大きな橋が見えてきた。ひらけた橋の上を風が抜け、視界に海が広がっている。
足を止めて欄干から下を覗くと、水面に白いものがふよふよと浮いていた。
「愈史郎、何か浮かんでるよ」
「どれ?ああ、あれはクラゲだな。ミズクラゲ」
「へー。この時期にもあんなにいっぱいいるんだね」
クラゲは気持ちよさそうに波間を漂っていた。
橋を渡ってすぐに自販機で飲み物を買った。
愈史郎が出したのは黒の二つ折りの財布。何気なく見ていたら「マジックテープの財布じゃなくてがっかりしたか?」と笑われた。
なんか、すっかりからかわれてる。
「一応、成人してるからな。免許証でも見るか?」
そんな!個人情報!見たいに決まってる!けど見ちゃダメでしょ。首をぶんぶん横に振ったら「じゃあ、やめとく」と笑顔のままお財布をしまった。
ついたのは海の近くのテーマパークだった。
「俺、水族館好きなんだ」
『好きなんだ』
自分のことじゃないってわかっているけど、その言葉にドキッとした。
「ガル子は?」
「……私も好き」
……
……
……
うわー!言葉のチョイス間違えたかも。っていうか言葉が足りなかった?水族館だよ!水族館のこと!
いや、愈史郎のことは好きなんだけど、決して今のは告白した訳じゃなくて…
もう、なんて訂正したらいいのかわからなくてプチパニックになって、愈史郎の顔を見たら片手で口元を押さえている。
え?ちょっと顔が赤い?
「ガル子。そこで照れるな。俺にも移る」
うそっ!可愛い。
「ああ、もう調子が狂った。とにかく中に入るぞ」
少し強引に繋がれた手に引っ張られながら、斜め後ろから見た愈史郎の耳が赤くて、私にまで熱さが伝染した。
続く+23
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