ガールズちゃんねる
  • 1224. 匿名 2024/04/13(土) 22:29:02 

    >>482
    【お題】
    推しに「一人にしないで」と言われるSS
    もちろん一言でも、前後のないシチュエーションだけでも♡

    切なく言われたり
    ツンデレに言われたり
    俺様に言われたり
    からかわれるみたいに言われたり
    色んなパターン想像して一人でニヤニヤしてます。

    +23

    -4

  • 1232. 匿名 2024/04/13(土) 22:37:45 

    >>1224
    せっかく久しぶりに会えたのに…
    土曜日の夜なのに…
    俺をひとりにしないでおくれよ…

    こんな風に言われたら放っておけないですね。 


    +32

    -3

  • 1608. 匿名 2024/04/14(日) 18:57:49 

    >>1224
    お題 1人にしないで
    ⚠️🌊 ⚠️ダメンズ?

    今日で最後。私からの告白で始まったけど結局都合のイイ女だったんだ。もう終わりにする。
    いつも以上に念入りにメイクをして買ったばかりのスカートをはいた。最後に彼の゙目に映る私が少しでも可愛くあるために。
    そして彼の部屋へと向かった。

    「今日はどこか出掛けていたのか?」
    私の服装がいつもと違う事に気付いたみたい。
    部屋に上がるなり彼は聞いてきた。
    「うん、ちょっと見たいものがあってね。銀座に行って来たんだ。」
    「そうか…言ってくれたら俺も一緒に行ったのに」
    そういう思わせぶりな事言わないで。どうせ誘っても来ないでしょ。
    「ねえ、義勇…」
    「…この前観たいって言ってた映画の話しか?俺はああいうのは興味ないから友達と行ってきたらどうだ?」
    「え?あー…覚えててくれたんだ。映画の事。
    やっぱ義勇が好きそうな感じじゃないよね。」
    「あぁ。そうだな。」
    悪びれる様子もない。
    「それより、こっちに来たらどうだ」
    そう言って彼は自分が座るソファーを軽くたたいた。

    言わなきゃ、言うんだ!
    「義勇、ごめん。もう終わりにしたい。結局義勇は私の事好きじゃないんだよね?」
    一瞬驚いた顔をして義勇は私に近づいてきた。
    「なぜそんな事を言う。」
    「だって、いつも自分の都合ばかりじゃん。私の行きたいところは行ってくれないし…。」
    うつむく私を優しくギュッと抱きしめた。
    「…悪かった。映画も見に行こう。がる子が行きたいところも行くから。…俺を1人にしないでくれ。俺にはがる子しかいない。」
    急にしおらしくなってこんな事言うのズルいよ。でもでも…
    「…わかった。絶対だからね。」
    「あぁ。」

    彼の唇が私の唇に触れる。
    結局私はこうして彼から離れられないんだ。

    +31

    -13

  • 2847. 匿名 2024/04/16(火) 23:18:48 

    >>1299 からほんのり続く
    >>1224 1人にしないで

    私は今日もなんだか眠りたくなくて、ソファの上でスマホを眺めていた。すると、リビングの扉が開き、先に寝室に行ったはずの有一郎が不満げな顔で入ってきた。
    「なぁ、まだ寝ないの?」
    そう言いながら、キッチンでお湯を沸かし始める。

    「だって、この子の恋の行方が気になるんだもん…この後、続き来るかもって思ったら寝れなくてさ…」
    と言うと、
    「お前さ、人の恋路より自分のこと気にしろよな」と呆れ顔で言われた。

    「…自分の?」
    「そ、お前がスマホばっかり見てるうちに俺が他の子と仲良くなるかもとか思わねーの?」
    「…うーん、思わないかな」
    「は?」
    「だって有一郎は私のこと大好きじゃん」

    「…よく自分でそんなこと言えるな」
    「えーー違うの?」
    「そうだけど…」

    「そうだけど、あんまり俺のこと1人にすんな、つまんないだろ」
    温かい飲み物が注がれたマグカップを受け取りながらニコニコと見上げると、有一郎は眉根を寄せてそっぽを向いてしまった。
    でも照れた時にその顔をするって私はよく知っている。素直じゃないけど素直なところがすき。

    「それ飲んだら寝るぞ」
    「はーい」

    「今日はなに?」
    マグカップからは、湯気にのってほんのり優しい甘い香りがする。
    「睡眠に良いっておすすめされたハーブティー。なんだっけ…あ、これこれ」
    有一郎に渡された箱のパッケージを見て私は絶句した。
    「…え、これ余計寝れなくなったりしない?」
    「カモミール、ラベンダー、リコリスとかリラックスに良いハーブが入ってるみたいだけど…」
    「……ふぅーーーん」
    「どうした?」
    「ナンデモナイヨ」

    「「おやすみ」」

    ゴクリッ( ˘ω˘ ) スヤァ…

    +24

    -6

  • 3557. 匿名 2024/04/17(水) 23:59:57 

    >>544 歌お題 >>1224 一人にしないで ⚠️解釈違い、死ネタ(苦手な方はスルーをお願いします)

    貴方が大好きだった 此処から見渡す川辺の景色
    今年もまた薄い桜色に彩られ 行き交う人々の愉しげな声が風に飛ばされ空へと向かう
    貴方が旅立ってから二度目の春
    あと何回 私は一人でこの景色を眺めるのだろう
    「ねぇ───貴方も見てる?」 頭上に広がる青空に向かって問いかけた
    「綺麗ね────」 上を向いて歩いても やっぱり涙って溢れるものね

    『一人にしないで───』
    ある晩貴方は私に言った それは夢現の中でだったけれど
    きっと幼い頃の夢をみていたのね
    この世に生を受けた時からずっと 貴方は一人で牢の中に居たから
    迷い込んで来た小さな蛇に 縋り付く程に人恋しかったのでしょう?
    牢から逃げ出し 剣士となって 柱となった貴方は
    いつもどこか上からで 猜疑心が強くて小言も多くて
    でもとても責任感の強い 情に熱い人だった
    過去に縛られて ずっと苦しい思いをしていたわね
    それを振り切るように鍛錬を重ねて 自分を高める努力を惜しまない とても強い人だったわね
    そんな貴方が寝言で言った『一人にしないで』
    夢の中でしか弱音を吐けない貴方のそばで 私が泣いていたのを貴方は知らないでしょう
    「ずっと一緒よ…約束するわ」
    目尻から溢れる貴方の涙を 起こさないようにそっと拭ったの
    私なんかじゃきっと母親の代わりにはなれないだろうけど
    ずっと寂しさを抱えていた貴方を 少しでも温めてあげたかったのよ

    「一人にしないでよ───」
    今は私が呟く番ね この涙を拭ってくれた貴方は もういないから
    『ずっと一緒だ』
    あの日 貴方が私にくれた 最期の言葉
    綺麗な瞳を細くして 優しく頬を撫でてくれた
    力が抜けて落ちてゆく貴方の手を 涙を流して受け止めた
    その時貴方に伝えた「ありがとう」と「愛してる」 貴方の耳に届いたかしら

    貴方はいつも心の中にいるから だから私は強くいられるなんて そんなのただの綺麗事
    もしも願いが叶うのならば 一秒でも早く 貴方がいる場所に逝きたかった
    『ずっと一緒だ』
    貴方がそう言ってくれたから それに縋って今も生きているけれど
    私が生きることを貴方が望んでいたから 歯を食いしばって まだなんとか生きているけれど
    やっぱり私は貴方に逢いたい
    抱きしめて 頬を撫でて 愛を囁いて その瞳で私を見つめて欲しいの

    あと何回 一人の朝を迎えたら貴方に逢えるのだろう
    「───ずっと一緒よ」
    幼かった頃の貴方に伝えたくて
    弱い自分を奮い立たせたくて
    視えない貴方に逢いたくて 今日も私はそう唱えるの

    ────ゆず/『逢いたい』

    +31

    -7

  • 10464. 匿名 2024/05/01(水) 23:13:03 

    >>1214花篝
    >>4162もう少しだけ一緒にいたい
    >>657推しと夜更かし
    >>1224ひとりにしないで
    ⚠️プラトニックのつもりですが、どちら解釈でも良いので🐚つけておきます

    >>10311
    「春の夜の夢」 第六話

    夫婦とみなされることを受け入れてしまってからは、格段に過ごしやすくなった。私の方は返事をするたびに頬に熱が上がってくるけれど、伊黒さんは声をかけられても「ありがとう」とさらりと受け流していた。そして、ゆでだこのようになっている私を見て笑っている。私はどんな理由でも伊黒さんが笑っているのが嬉しかった。

    昼の混雑を避けて、私たちは陽が落ちてから外に出た。宿からほど近いところに桜の名所があるらしい。道の左右に篝火が焚かれ、桜が白く浮かび上がっている。先はどこまでも続いていて終わりが見えない。幽玄なその雰囲気は、足を踏み入れるのを躊躇わせた。
    「桜は静かに準備をして、一気に咲き誇って花を散らす。見事なものだ」
    伊黒さんの声を聞きながら見つめる先で、花は惜しみなく花びらを散らしていて、怖いくらい綺麗だった。

    台帳にあのように書いたから当然といえば当然だが、部屋に二組ぴったりと敷かれた夜具には面食らってしまった。
    こんな距離で寝られるわけがない。
    「あの……あまりお見苦しい寝姿をお見せするわけにいかないので、私は隣で寝ます」
    慌てて隣の間に移動させようと布団にかけた手を、そっと制された。
    「俺は全然気にしないが」
    「いえ、私が気にしますので」
    「言い換えよう。俺がきみにいて欲しいんだ」
    伊黒さんに見つめられると強く反論できない。
    重なった手を握り直された。
    浴衣の袖からのぞく手首が骨っぽい。すぐ隣から石鹸の良い匂いと熱を感じる。
    「でも……」
    「一人にしないで欲しいと言っても?」
    畳み掛けるような言葉に胸が詰まった。
    「……そんなこと言うの、ずるいです」
    私の方が言いたい。

    一人にしないで……
    一人にしないで……
    一人にしないで……

    私を置いていかないで。
    伊黒さんに会えなくなってから、何度声に出したか分からない。
    気づいたら伊黒さんの胸に引き寄せられていた。
    「君は我慢しすぎだ」

    優しく背中にまわされた腕も、硬い胸板も、腕にサラサラ触れる髪も全部が愛しくて、幸せで泣きたくなった。
    以前はあんなに夜明けを待ち侘びていたのに、朝が来なければいいと思った。

    翌朝、目が覚めて起きあがろうとしたら、腰に回された腕が私を布団の中に連れ戻し、掠れた声が耳に響いた。
    「もう少し……もう少しだけ一緒にいたい」

    続く

    +30

    -7

  • 10530. 匿名 2024/05/02(木) 05:18:07 

    >>1224ひとりにしないで🌫️⚠️解釈違い

    「ひとりになった時の事、実はあんまり覚えてないんだよね」
    窓の外に何気なく目をやると、ちょうど太陽が山間に沈んでいくところだった。
    西の空の低いところで、夜の始まりを告げるみたいに、ひとつ星がきらりと光る。
    「寂しいとか悲しいとか思った記憶もなくて……」
    最近ようやく気付いたそのわけは、たぶん僕が常に守られていたからだ。
    お館様に、柱のみんなに、そして――
    「僕には兄がいたんだよ」
    寝台に横たわる彼女の空っぽの瞳が僅かに揺れた。
    過去形にしたその意味に、聡い彼女はきっと気づいただろう。
    「ゆうべ君を見た時さ、何でだろう、“あぁ、ひとりを知ってる人だ”って思ったんだよね」

    珍しく静かな夜だと思っていた。
    鬼の急襲の報せを受け、人里離れた山間の村へとたどり着いた僕の目に飛び込んできたのは、傷だらけの肌をむき出しにして月明かりの下に一人佇む彼女の姿だった。
    笑っているようにも泣いているようにも見えるその顔が、なぜだか兄と重なった。

    兄の事を思い出そうとすると、浮かぶのはいつだって不機嫌そうに歪んだ顔だけだった。
    容赦のない辛辣な物言いは、繊細で脆い内面を悟らせぬための、不格好な鎧に過ぎない。
    そんな虚勢の裏の孤独に最期まで気づけなかった愚かな僕は、結局兄をひとりにしてしまった。

    「僕は本当の意味で“ひとり”を知っているわけじゃない」
    気づけばいつだって誰かが差し伸べてくれた掌があって、だから僕はひとりじゃなかった。
    それでも僕は知っている。兄がひとり背負った行き場の無い哀しみを。終わりのない孤独と絶望を。
    触れずともその掌のあたたかさを知ってるように。物言わずともその瞳が微笑むわけを知っているように。

    彼女の濡れた瞳をそっと掌で覆い隠す。
    君をひとりにしないから。願わくはどうか君自身を――
    「――ひとりにしないで」

    +27

    -11