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1422. 匿名 2024/03/18(月) 23:29:48
>>1398
政教分離とは、「政治」と「宗教」の分離でなく、また「政党」と「宗教」の分離でもなく、「国家」と「宗教」の分離です。
現に司法試験受験生に最も用いられている故芦部信喜「憲法」でも、「国家と宗教の分離の原則(政教分離の原則)」となっています。
この点、一般の辞書は間違っています。
「政教分離原則」は、憲法上の原理ですから、法律用語です。
有斐閣の法律用語辞典(法令用語研究会編)では、
“国家は宗教そのものに干渉すべきではないとする国家の非宗教性ないし宗教的中立性の原則。国教分離の原則ともいう。”
となっています。
政治家や政党と、宗教が一体となっていたとしても、それ自体は何の問題もありません。
歴代総理にも、日蓮宗の僧侶であった石橋湛山や、クリスチャンである大平正芳がいます。
宗教団体が、信者を擁立して選挙活動しても、それ自体は宗教団体にも保障された表現の自由の一つです。
これを規制するのは、平等原則に反します。
他の宗教も、政党を結成しないまでも、自民党や民主党などで信者を擁立させたりしてます。
宗教団体が政党を結成しても、表現の自由、結社の自由によって保障されています。
反対に、宗教団体が政党を結成できないとすると、表現の自由や結社の自由に反することになります。
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