-
1. 匿名 2024/02/08(木) 12:05:02
今の人たちは味付けすることが料理だと思っていて、そこに苦しみがあるんだと思います。味付けをするとなると、うまい下手が生まれてくるじゃないですか。「私の味付けはこうだ」「あのときの味付けとこれは違う」と、何かにつけて比較してしまいますよね。
そうなると、料理する人が“表現者”になって、食べる人が“観客”になってしまう。この関係は特に西洋料理のレストランに存在するものでした。あそこのお店がいい、このお店がいいと、お客さんとしてレストランを選ぶための基準であって、一般家庭の食事には一切当てはまらなかった考え方です。なのに、いつの間にかそれが家庭の中に入ってきてしまって、日本人はそれがすべてのように思ってしまったんですね。
(中略)
一汁一菜でよいのです。その上で、自分が食べたいもの、家族に食べさせたいものと出会えば、魚ならグリルで焼いたり、フライパンで肉を炒めたりすればいい。そうすれば、肉を焼くことに集中できるでしょう。皮をパリパリに焼きたいのであれば、火の通し方に自分で工夫するし、自分自身で火の通り加減を見極めるんです。食材の変化を見てどうかなと考えることがお料理です。料理は面白い、楽しいものだとわかると思います。
シンプルな調理方法には、そういう料理の楽しみがあります。これがクリエーションです。料理はとても大切なもの、気分のいい時に料理をすればいいのです。時間も、気持ちも、お金も余裕がない時は、なにも考えずにご飯を炊いて、味噌汁だけ作ればいい。家庭料理で苦しんではいけません。一汁一菜でいいですからお料理してください。必ずいいことがあるはずです。+339
-5
-
69. 匿名 2024/02/08(木) 12:24:35
>>1
芦屋大学の希望の星だね!!+7
-0
-
72. 匿名 2024/02/08(木) 12:27:28
>>1
ガルで見たんだったな?土井先生風なしゃべり方でマックのこと話してたやつ
「ね?ここにお野菜も入ってるでしょ?タンパク質のお肉もある、それにコーラもつけたらもうこれは立派な一汁一菜なんですわ」みたいなコメント
それ思い出したw+16
-0
-
73. 匿名 2024/02/08(木) 12:28:24
>>1
時間も、気持ちも、お金も余裕がない時は、なにも考えずにご飯を炊いて、味噌汁だけ作ればいい。家庭料理で苦しんではいけません。
この言葉に不覚にもホロっと来た!!+35
-0
-
96. 匿名 2024/02/08(木) 12:47:36
>>1
文句を言う輩も撃退してやって+5
-0
-
101. 匿名 2024/02/08(木) 13:00:35
>>1
自炊疲れしてるからこそレシピなんか見ないわ
長年主婦やってたらだいたい適当でそれなりのもんが作れるっちゃ+7
-0
-
129. 匿名 2024/02/08(木) 14:16:20
>>1
そう言えば私は子どもの頃、祖父とその友人達の作った米や野菜をしょっちゅう食べ比べさせられて「おいしいかどうかは料理した人の味付けより、農家の腕」って刷り込まれてたわ
だから料理にプレッシャー感じないのか
+5
-0
-
140. 匿名 2024/02/08(木) 17:21:02
>>1+4
-1
削除すべき不適切なコメントとして通報しますか?
いいえ
通報する
本日2月8日に67歳を迎える料理研究家の土井善晴さんは、「今の人は味付けをすることが料理だと思っており、そこに苦しみがあるのでは」と語る。客としてレストランを選ぶような美味しさの基準がいつの間にか一般家庭の中にも浸透し、複雑な料理が主となってしまったことが、自炊疲れや料理への苦手意識につながってしまっている可能性があるそうだ。では、誰もが負担なく気軽に作れるシンプルな料理とは何か、基本の「一汁一菜」について話を聞いた。