ガールズちゃんねる
  • 700. 匿名 2023/09/02(土) 23:32:55 

    突然、すでに攻撃態勢に入ったクマが向かってきました。
    「足音が聞こえたときには5メートルほどの距離まで来ていて、顔もはっきり見えました。でもクマスプレーに手をかける暇なんてありません。クマだと気づいたときには、もうかまれていました。本当に速いですよ…」
    最初にかまれたのは右足の太もも。
    そこで男性は冷静な判断で、左手でクマスプレーをつかみますが、「取り出す間もなく、クマに振り回されたような気がする」といいます。
    何が起こっているのか分からないまま、それでも必死に抵抗。
    すると今度は手をかまれたといいますが、「もし抵抗しなかったら、そのまま足を持っていかれていたんじゃないか」と振り返ります。
    「頭を殴られたのも覚えています。意識はずっとあって、でも『痛い』なんて言う感覚は後から。『死ぬんだなあ』と思った」
    クマはとうとう、首にかみつきます。
    胸ポケットに入れていた携帯電話には、穴が空いていました。
    「それで心臓が助かったかな」
    すべてのけがが、わずかに急所から外れていました。
    ICUでの入院を終え、男性は一命をとりとめました。

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