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  • 401. 匿名 2023/06/22(木) 18:18:52 

    和牛預託商法・安愚楽牧場の破綻

    2011年(平成23年)8月、和牛預託商法の㈱安愚楽牧場の経営破綻が明らかになった。会社の破綻理由は昨年宮崎県で起こった牛の口蹄疫と今年の東日本大震災による福島原発被害の影響と説明されたが、実際にはこのようなビジネスモデルは成り立たず、いずれ破綻は必至ではなかったか。
    和牛預託商法とは和牛のオーナーとして一般消費者に出資を募り、牛の売却益から必要経費を引いて、残りを配当するという仕組みである。バブル崩壊後の低金利政策の中、高配当で多くのオーナーが出資した。
    ㈱安愚楽牧場でも黒毛和牛委託オーナー制度では、飼養契約期間満了時において牛の再売買が予定されており、牧場がオーナーから再購入する予定の牛の売買代金債務があり、負債が大幅に膨らんだ。
    1990年代には和牛預託商法の会社が17社あり出資者を募集していたが、1997年ごろからほとんどの会社が破綻した。最後に残ったのはふるさと牧場安愚楽牧場であった。しかしふるさと牧場も2008年に破綻している。
    今回の被害者数は7万人とも言われており、大きな消費者被害になりそうである。8月10日、紀藤正樹弁護士を団長とする全国弁護団(電話03・3261・3026)が結成された。

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