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213. 匿名 2023/05/12(金) 22:37:00
学生時代に海外でバックパッカーしていた時のこと
凄く寒い日で、英語もギリ通じるか?っていう辺境の田舎町にたどり着いて、日本で言う民宿みたいな小さな宿に予算の都合をつけてなんとか寝場所を見つけた
そこから歩いて5分くらいに、母娘がやってたバルがあって、温かいものを食べたかったんだけど手持ちのお金だとパン2切れとサラダしか頼めなかった
仕方ないし、そのバル以上に安いお店も無さそうな感じだったからパンとサラダをボディランゲージとカタコトの地元の言葉で頼んだ
そしたら、15分後くらいに
注文したものの他にオニオングラタンスープが来た
なんとかスープを頼んでいない!と伝えようとしたんだけど、そこの娘さんが寄ってきて、
「母が注文を聞き違えて、作ってしまった。お金は取らないから良かったら食べてくれないか」ってたどたどしい英語で教えてくれた
泣きながら、スープを飲んだ
玉ねぎが甘くて、チーズと塩漬けのキノコ、ベーコンがゴロゴロ入っててそれはもう美味しかった
バックパッカーしている中で、アジア人ってだけでからかわれたり嫌なことを言われたりもしたけど、その中でも親切にしてくれる人が沢山いて、その中でも1番優しさを感じたバルだった
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