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71. 匿名 2023/01/04(水) 18:21:02
御仕事初めの諸君
誠にお疲れ様でした
長くの休みの後はいつにも増して憂鬱に成るものデス
さて、文士諸兄姉の皆様は御正月は
どのやうに過ごされていらしたの?
初詣?初売り福袋?初日の出参り?
小生は年末年始は小父さんが、ただ飯を喰うだけの番組を
視聴せり
よくもまああんなに美味さふに飯を喰うものだ
実際に本当に美味いのだらうナ
あの申し訳無さそふに手を挙げ追加注文するところも
可愛ひらしく、早くも続きを待ち侘びております。
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74. 匿名 2023/01/04(水) 18:43:25
>>71
僕は二日に里に帰り、旅行より帰る老父母のために御雑煮や御節詰めをしたよ。
てっきり夕餉は飛行場にて済ますと思ったら「我が家にて餅を喰う」などと云うので、御雑煮の具を切るだけの計画が急遽完成させることになったんだ。老母に我が家の雑煮の味付けやら手法を教わろうと思ったのに「味付けなぞ適当である」と云われてしまい、仕方なく情報の海のなかで見知らぬお宅の雑煮調理法を見つけて参考にしたんだ。
老母はそれがいたく気に入ったようでよかったよ。
然し前代未聞の夜十時からの新年の宴には閉口した。
その後もエピソォドの多い正月であったがまずはこんなところだ。
蒲鉾を卯の形に切ってみたんだ、よかったらサロンの諸兄らも摘まんでおくれ。![]()
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86. 匿名 2023/01/05(木) 18:59:02
>>71
一昨年のことだ。鎌倉は由比ヶ浜にて独逸料理の店に入ったんだ。店の者なのか客かもわからない男が僕を指差した後、席を差したんだ。どうやら其れが席の案内らしひ。着席して献立表やお冷やを待つが一向に来やしなひ。仕方無しに先に洗面所を借りやうとしたんだ。
そしたら中に『厠の魔女がみてゐるぞ!!綺麗に使ふこと!!』と乱暴に魔法筆で殴り書きしたのが貼ってあったんだ。
僕は本当に恐ろしくなり、用も足さず駆け出し、荷物を持って店を出たんだ。
背後から何か老婆が叫んでゐるのが聞こえた。おそらく注文も食事もせず厠のみの使用かと僕を責めていたことだろう。
然し厠は使わなかったし、注文の意思があっても店の者は姿を見せなかったんだ。
なんだかグリムの御伽話で命からがら逃げる登場キャラクタァになった心持ちであった。
なんで斯様な思い出話をしてゐるかと云ふと、この店・海城は『孤独の美食』第八章 其ノ七 ~神奈川県鎌倉市由比ガ浜の独逸風鯖の燻製 豚の骨付き肋骨肉~ に出てくる店であったと後にわかったのだ。かたせ梨乃女史の演ずる女将が此の店の老婆であったのだ。
しばらく心に寅午を抱えたが、悪友に「其の様な体験なかなか出来やしない、よかったじゃあないか」と笑われて、少し気が軽くなったよ。
今見たらもう閉業したやうだった。
此の様な話にお付き合いいただき恐縮だ、有難う。+3
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