ガールズちゃんねる
  • 5. 匿名 2022/10/22(土) 16:56:12 

    朝食でのお米を推奨するトピでパン派が暴れまくってたもんね…

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  • 51. 匿名 2022/10/22(土) 17:13:50 

    >>5
    農産物は、土地に十分な窒素(固定窒素)、リン、カリウム等がなければ育ちません。

     ちなみに、ヒトや家畜の糞尿には、上記の成分が十分に含まれています。

     というわけで、都市から糞尿を農地に運び、農地で農産物を都市に運ぶという循環が成立していたわけです。(典型が、江戸時代の江戸)。

     とはいえ、産業革命後のロンドンほどに人口が集中してしまうと、糞尿のシステム的な処理は不可欠になります。

     当時、ロンドンは人間の排泄物の処理の仕組みが不十分であったため、常に悪臭が漂う状況でした。

     悪臭を何とかしてくれ、と行政に訴えても、政治家たちは動きませんでした。

     彼らが動き始めたのは、悪臭問題が悪化し、ロンドンの行政府までもが耐えがたい臭気で満ち溢れるようになって以降です。

     というわけで、ロンドンで「下水道」が建設されることになりました。が、下水道は、それまで農地に還元していた人間の糞尿に含まれる栄養分(固定窒素、カリ、リン)等を「海」に流してしまうことになりました。

     結果的に、農村に十分な栄養分が戻らなくなり、農産物の生産が困難になり、「人類の危機」に到ります。

     リンやカリウムは、鉱山からの獲得ができたのですが、問題は窒素固定です。

     ちなみに、豆類(クローバー含む)は根に根粒菌が存在し、空気中の窒素を固定してくれます。人類は、ここまで科学文明を発展させたにも関わらず、未だに根粒菌の窒素固定の仕組みを解明することができていません。

     というわけで、20世紀初頭にハーバー・ボッシュ法が出現することになるのですが、いずれにせよ我々は、
    「土地に十分な栄養素を戻さなければ、農産物を十分に生産できない」
     という課題を抱え続けているのです。農耕の開始からですから、おおよそ一万年。
    肥料高騰で下水汚泥に活路 佐賀市、価格は化学肥料の1%: 日本経済新聞
    肥料高騰で下水汚泥に活路 佐賀市、価格は化学肥料の1%: 日本経済新聞www.nikkei.com

    自治体の下水処理場で発生する汚泥を肥料に再生し、地元の生産者に供給する取り組みが広がっている。ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに肥料価格が高騰するなか、政府も国内資源の活用策として支援に乗り出す。下水汚泥の資源化が本格化する。神戸市は8月、東灘処理...


     結局、我々の文明は、、フリッツ・ハーバーらが活躍した時代から、進歩したわけではない。

     土地に十分な固定窒素、リン、カリ(だけじゃないですが)を戻せないとなると、農業生産性が一気に下がり、死滅するしかない。

     これが、現実です。

     逆に言えば、ここにビジネスチャンスがある。

     固定窒素は、化石燃料があれば(ハーバー・ボッシュ法により)生産できますが、カリやリンはそうはいかない。

     そして、大都市から排出される下水汚泥には、十分な栄養素が含まれている。まさに、ビジネスチャンスです。

     そもそも、多くの日本国民は、土地に固定窒素、カリ、リン等を投入する化学肥料によって生かされているという現実を理解していない。

     真面目に生きる、となると、この手の現実を知らないわけにはいかない。

     「我々は何を食べているのか?」真剣に、考えよう。生き残るために、どうしたら良いのか?

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  • 118. 匿名 2022/10/22(土) 21:41:04 

    >>5
    パンはこの先一生なくなってもかまやしないけど米だけはなくなったら困る!

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