昭和のドラマごっこしよう

[330. 匿名]

（正午過ぎ、久保田家の玄関の前。一人、雅代が立っている）

「ごめん下さい、あら、だれもいないのかしら」

（家の中に入る雅代。・・・六畳間に布団が敷かれている。老婆が横たわっている）

「あら、いらしたの。全然気が付きませんでしたわ」

（老婆に話しかける雅代）
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