「これ言う人には要注意！」だった言葉

[845. 匿名]

>>4
お茶漬けを出されたら早く帰れも本当なの？

[1769. 匿名]

>>845
京都の料亭で東京から転勤で来たサラリーマンが、何年もその料亭を利用してたけど、最初は地元の有力な人の紹介、同伴でないと入れない店だった。ようやく常連として認められて、紹介なしで予約を取りましょうと言ってもらえるようになった頃だった。
ある時、当日になって、大切なお客さまを接待することに。おかみに何とか予約をお願いしたいと頼んだが、お力になりたいですが、今日はどうしてもどの時間帯も満席ですと断られた。
しかしそこまで格式高い店なら、記念に店に行くだけでも行ってみたいと客に言われ、当日に訪れてみたところ、おかみは顔をこわばらせ、店に入れてくれた。
そして、この席には常連の方の予約が入っていたが、一度はお断りしたのにお越しになるとは、よほどのご事情があるようですね、そこまでしていただいてお帰りいただくことはできません。常連の予約をお断りして席をご用意しました、と顔をピキピキさせながら恩着せがましく言うのでした。

実際は当日も席は空いていたが、当日まで席が空いていることはお客さまに知られたくない恥ずかしいことなので、当日予約を頼むというのは、京都ではとてもとても失礼なことだったのです。また、そんな当日予約できる安い店と東京者に軽んじられたのも気に入らず、満席ですと嘘をついたのでした。

また、このエピソードはおかみがプライドを保つために嘘をついた話としてでなく、礼儀を知らない東京の田舎ものが京都の老舗に恥をかかせた話として有名になったものです。
プライドと建前、お作法の世界ですね。