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615. 匿名 2020/10/30(金) 16:17:30
小学校の頃、母方の石川県の能登の祖父母の家に行った。魚の産地で、祖父母は魚屋だったから、新鮮な刺身や海老が出てきた。焼き海老が、1人2匹ずつ皿に置いてあって、さらに、大皿に山のように焼き海老が盛ってあった。
2匹食べて、大皿の海老に手を出して食べてたら、母が「ちょっとあんた何1人だけ食べてんの!1人2匹までなのに、何たくさん食べてんのよ!?」と言い出した。
周りの大人は苦笑。いいよー食べて、と。
子供の私は目が点。確かに1人2匹ずつ皿に盛ってあって、それ以上に大皿の海老に手を出したけど、何が悪いの?って。子供の私は驚いた。
大人になって、それを母に言ったら、大皿の海老は誰も手をつけないまま下げられるのが恒例だったらしい。
残った海老をおじや叔母が裏で、食べてたんじゃないかと。
つまり、見せ料理で、場を豪華にする為にだけ出されてたって事。母はその辺を知ってるから、とっさに子供を叱ったらしい。
田舎でも、海老は高級品で毎日は食べられないから、お客さんが来た時だけ家族も食べられる御馳走だったらしい。
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