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420. 匿名 2020/05/15(金) 20:29:41
「安楽死は安楽に死ねない死」
小笠原文雄(日本在宅ホスピス協会会長、小笠原内科院長)
日本語で「安楽死」と書いてあると漢字の持つ意味やイメージから
「安心・安楽…」自分の希望に沿った解釈をしてしまいがちです。
しかし本当の安楽死は殺伐とした重苦しい空気の中医師たちの管理下で
他殺や自殺幇助が行われる「殺」であり、「安・楽」とは異質です。
そもそも安楽死とは他殺行為・自殺幇助であり現在の日本の法律では
認められていません。
世界ではスイスを始めとするヨーロッパ諸国の数カ国
アメリカの数州などで認められています。
それらの中でも、外国人の安楽死を受け入れているのはスイスにある
「ディグニタス」という団体だけだと思います。
それだけでも安楽死が非人道的な死に方であることが分かりまスイスの
ディグニタスでは、安楽死を「自殺幇助」という形で行っています。
医師は直接的な行為はせず死ぬことができる薬液をコップに入れ
「これを全部飲めば死ねますよ」と言って安楽死を望む人に渡すようです。
安楽死を望む人はそれを飲み自殺をするのです。飲み切らないと死ねません。
一瞬では死ぬことができないので途中で飲めなくなる人もいると思います。
中途半端に毒を飲んでしまったら死ねない上に悲劇が待っていることでしょう。
「死にたい」とその場で言っている人でも実際に死ぬとなればどんな気持ちに
なるかはその時その人にしか分からないものです。
アメリカでは外国人の安楽死を受け入れていないので
日本人は受けることができません。
またアメリカといっても広いので州によっても違いますが
死ぬための点滴を用意してもらい自分の意思で点滴を
開始して自殺するなどの方法があるようです。
人はこのような死に方に光を見いだすことができるのでしょうか。
「安楽死は安楽に死ぬことができない死」であることがお分かりいただけたと思います。す。+1
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