自分の最古の記憶

[54. 匿名]

黄色い傘を持って母親と信号待ちをしていた5歳の日、アスファルトが濡れた雨の匂いがして丁度雨が本降りになった
傘をさして歩行者信号がなかなか青にならない時間が長い中、雨の匂いと懐かしい記憶がした
車の信号が赤に変わった時、急ブレーキをかけてスリップした車が向かってくる…
スリップした車は私と母の前で停車して巻き込まれることはなかったけれど、車が来て轢かれる記憶が前にもあったような気がした