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441. 匿名 2014/11/12(水) 18:07:54
共産主義がもたらしたものー殺戮・虐殺
戦争等がもたらす悲惨さを示すものとして死傷者数がありますが、ナチスにより虐殺されたユダヤ人の数や、第2次世界大戦でのソ連、中国、ドイツ、日本の死傷者数はどれくらいか、ご存知ですか?
ナチスにより虐殺されたユダヤ人の数は、600万人以上、第2次世界大戦での死傷者数はそれぞれ、ソ連(1200万人;1500万人という説もある)、中国(318万人;統計上のもの、実際はこれよりはるかに多いと考えられる)、ドイツ(950万人)、日本(646万人)とされています。(「世界大百科事典」より。cf.東京書籍「世界史図説」P125)
ところで、ソ連をはじめとする社会主義国(共産主義体制下)で、それ以上の犠牲者がでていると聞いて、あなたは、それを信じられますか?
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仏紙ル・フィガロ紙(1978年11月18日付)が推計した共産主義体制下での犠牲者数は、全世界で総計1億5000万人。
その内訳は、ソ連が7000万人、中国が6700万人、カンボジアが300万人、その他が1000万人となっています。
1997年秋にフランスで出版された『共産主義黒書』も、共産主義による総犠牲者数の推計を試みています。
『黒書』はフランスで初めて共産主義の罪を総括した本格的な研究書。
共産主義研究家と歴史家6人が執筆し、共産主義の特質は反人道性という点でナチズムに類似すると指摘しています。
人的被害について、旧ソ連、東欧、アフリカ、アジアでの共産主義体制による犠牲者を8000万から1億人と見積もっています。
内訳は、中国が6500万人と仏紙ル・フィガロ紙の推計とほぼ同数ですが、旧ソ連の方は2000万人とかなり控えめな数字を出しています。(産経新聞1997年11月10日付)
ロシア史・ソ連史研究で著名なマーティン・メイリア教授(カリフォルニア大学バークレイ校。1924~)は、ロバート・コンクェスト教授(『大粛清』1968年の著者で共産主義研究の権威)の算定に依拠し、特にソ連のスターリン時代に限定して、強制労働収容所の死者1200万人、1937~39年の処刑者百万人、農業集団化の犠牲者600万人~1100万人などを合計して、最低2000万人という数字を提示しています。現在のロシアで広く認められているのがこの数字だといいます。(『ソヴィエトの悲劇・上巻』草思社、P418ほか)。
いずれにしても、旧ソ連等で、粛清という名の処刑、農業集団化による強制収奪、人為的な飢餓政策、強制収容所の苦役、抵抗する少数民族への暴政など、様々なやり方で大量殺戮が実行されたのです。+4
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