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228. 匿名 2019/06/28(金) 00:40:56
続きが知りたい
僕のブラックコーヒーに思いがけず混ざり込むミルクのように、純白な声が聞こえたような気がした昼下がりのカフェ。
僕に続きなんてあるのだろうか。あるいは”人生”とは続きなのか繰り返しなのか。一つ言えるのは、あの時も今日の昼も変わらない僕がいた。
彼女の髪を見つめるだけだったあの日、彼女は何かを持っていた。自分の不甲斐なさばかりに気を取られていた僕は、ピンク色のそれが何だったかなんて知る由も、いや、気にさえも留めなかった。
やれやれ、今夜は少し考え過ぎたようだ。残りのワイン(偶然にも彼女の生まれた年の)を飲みながらMacbookを開く。僕が今、目の前で見ているこのサイトは彼女が高揚した時の頬のような色をして僕を虜にする。
…少し飲み過ぎた。視界が横に長くなり頭がぼんやりする。そして彼女の声がまた聞こえてくる…
その問題なら解決するわよ。きっと。
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