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200. 匿名 2019/06/27(木) 20:26:14
その豆腐はまるでコーヒークリームビスケットのそれのような緩やかな曲線を描いて白い皿の上で佇んでいる。
橙色とも朱色とも言えない、夕焼けに似た色の餡をまとわりつかせた、朝靄みたいな湯気の向こう側。
僕はぼんやりと想像してみる。
明日、それを炊きたての白米と共にかきこむ自分の姿を。
ごく控えめに表現して、今の僕は堪らなく腹が減っている。そう、中華というカテゴリは時に暴力的に空腹中枢を刺激するのだ。好むと好まざるとに関わらず。
オーケー、わかったよジェイ。ジュークボックスの音楽を止めてくれ。明日の話しをしよう。
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