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987. 匿名 2019/02/27(水) 10:17:44
続き
> それではこうやってお金がたくさん供給された金融機関はそのお金をどんどん貸し出すでしょうか?
そんなことはありません。
すでに民間の金融機関では貸し出す現金があまりまくっているので何の変化もありません。
> 今の金融機関が貸したい企業というのもすでに借りる必要がありませんし、だからといってつぶれそうなへんな会社に貸すわけにもいきません。
> ゼロ金利では現金をそのままドカッとおいておく機会コストはゼロなので(つまり無理して運用先を探す必要がない)、日銀がいくら国債を買ったところで、現金が民間の金融機関に積み上がっていくだけなのです。
> 国債で持っていてもほぼ金利がゼロなので、国債保有と現金のドカ置きは同じ意味になります。
> 国債と現金が同じモノになれば、日銀がいくら金融機関の持っている国債を現金に置き換えてやっても(マネタリーベースを増やす=お金を刷る)、実質的に何も変わらないことになります。
> そもそも今は貸出先がなくて困っている状況なので、機会コストがゼロになった現金が金融機関にブタ積みされていくだけです。
> ということで日銀がいくらお金を刷ってもゼロ金利の環境ではデフレはまったく治らないことがわかったでしょう。
> このように金利がゼロの世界を「流動性の罠」といいます。
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