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298. 匿名 2018/07/27(金) 11:35:11
末期癌で寝たきりになった義母を在宅介護していた頃の年末年始、あまりに疲れすぎて体力的にもう無理かもしれないと思っていた頃。
夢で知らない川の上に建てられた保育園のような場所で、たくさんの子供たちと保育士さんたちがお遊戯会をしていた。
促されて部屋に入ると、見知らぬ男の子が近づいてきて、一緒に手遊びをすることに。
音楽に合わせて手のひらを重ねたら、なんだかとても温かい感触が流れ込んできた。
手遊びが終わると男の子がニコニコしながら、
「上手に出来たでしょ?」と言ったので、上手かったね、と返した。
夢から目覚めたとき、なぜか涙が流れていた。でも心はとても満たされていて、疲れ果てていた身体が驚くほど軽くなっていたのが不思議でたまらなかった。
あの男の子は誰なんだろう…と思っていたら、10年前に流産した子供がなんとなく男の子だったような気がしてたことと、自分そっくりな目元でニッコリ笑った夢の中の男の子の顔を思い出し、ひょっとすると流産した子供だったかもしれない、と…。
もしそうなら、しんどいときに夢に出てきて気分と身体を楽にしてくれたことに感謝するとともに、ちゃんと産んであげられなかった悲しみが久しぶりに蘇ってきた。
来世があるなら今度は無事に産んであげたいと強く願っている。
違うとしても、あの男の子の夢のおかげで救われたことには変わりない。+171
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