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636. 匿名 2018/07/27(金) 03:05:00
>>604
だとすると、おおかみこどもって、
大学生の若い女性が狼男の夫亡き後、狼と人間のハーフの小さい子どもを抱えて子育てに孤軍奮闘。
しかし、どちらかと言うと子育ては失敗に終わり、親子関係は悪化。
二人の子どもたちは各々の道を進むべく母親の元から自立。(子どもらはまだ10歳前後?雪は中学から寮生活へ)
子どもは母を捨て、母親は子どもらに捨てられた話。
そう見るとある一つの家族が時が来て、それぞれの人生を歩んでいく…というよりは一家離散って感じがするなー。
男の子の雨は人間社会に馴染めず狼として生きることを決める。それは別に悪いことではないし、狼なら人間の年齢では早い頃から親元離れても変ではないのかもしれない。
しかし、細田作品らしく男の子は自分のやりたいことを押し通すあまり周りを傷つけることにお構いなしで、でも最終的に母親の花(女)はそれを理解して送り出してやるってところはやはりモヤモヤ感がある。
一方、女の子の雪の方は救われてないのではないかと思う。
母親の愛情には偏りがあると感じいて、自分は愛されてないのではと思っている。
そして、似たような境遇の異性の同級生と心を通わせつつ早々に自立。
母親にわだかまりを抱きつつ、心のどこかでまだ親の愛情を求めているような感じ。
そんな雪は親への愛情を異性に求めて若くしてデキ婚しそうでもある。皮肉にも母の花が歩んだ人生と似たような道筋を辿りそうというか。
親子だからといっていつもずっと仲良しで円満ってわけではないだろうけど、よく考えると花たちの親子関係ってどこか歪なまま終わってないか?
なんかラストはまあいろいろあったけど皆元気にやってます、みたいな雰囲気でまとめて終わっていた気がするけど、綺麗に終わってるようで実は悲しい終わりを迎えた家族の話だったのかなぁ…。
>>620
>子どもの方が成長するにつれて、そういう親の「悪い人ではないんだけど、正直足らない」部分をわかってきてしまって、それぞれ折り合いをつけて離れていったのがある意味リアルではあった
そのなんとも言えないさびしさをあえて狙って演出してたんだとしたらすごいと思う
なら見直すけど、細田監督のインタビューや他の作品を見ている限りそうではなさそうなんだよねぇ…。細田さん的には感動的な美しい母子の話を書いてる気がして、それがわりとゾッとする。+63
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