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1047. 匿名 2017/09/14(木) 18:36:04
>>1046
続き
>14年6月27日、前述のNPO法人のS専務理事に代表が代わり、その3日後、興正寺とコンサル会社との間で、28億8000万円の金銭消費貸借契約が交わされた。
また、13年8月、興正寺がスイスの投資会社から107億円の融資を受けることになったとして、大田区のコンサル会社と約17億円で業務委託契約を結んだ。14年4月、両者は、委託費の支払いが滞れば、寺の資産を差し押さえられるという内容の公正証書を作成している。
このコンサル会社のK代表は、NPO法人に勤務経験があり、S氏の下で働いていたというから同根である。高野山真言宗とのトラブルで資産を押さえられないように、興正寺が名目をつけて分散したとも考えられる。
◆宗教法人に捜査のメスが入るか
そして、中小企業支援のNPO法人には、東京都や国税局のOBが名を連ねており、税務や資金の相談に応じる「駆け込み寺」の要素が強い。
そうした観点からか、かつてS氏は、仕手筋のオモチャにされる「ハコ企業」と呼ばれたLCAホールディングス(昨年12月まで東証2部に上場)に、他のNPO法人幹部とともに、取締役に就任していたことがある。
そのLCAを傘下に治めたのが、トヨタ自動車初代社長・豊田利三郎系列の豊田D&Cである。だが、実態は、LCAの経営陣が豊田D&Cを支配しており、目的は事業や株価に「豊田家の名」を使うことだった。
ところが、その目的は果たせず、逆に株売買をめぐってトラブルになっているのは、本コラムで指摘した通りだ。資金流出先にGACKTファンクラブの元社長らが関係する渋谷区の芸能プロダクションが入っているのは、彼らの救済が目的ではないか。
そして、こうした「過去ある企業」を対象にしているせいか、分散逃避を目的とした興正寺マネーは、企業舎弟と認定されるような“輩”にも流れた。
それだけに、捜査当局による捜査が本格化、興正寺マネーの解明が進めば、あまりの乱脈に呆れ、「宗教マネー優遇の是非」が、改めて問われることになろう。 (文/伊藤博敏)+8
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高野山真言宗の八事山興正寺(名古屋市昭和区)が揺れ続けている。不動産売却をめぐって、別格本山との間でドロ沼のトラブルが発生したのだ。