ガールズちゃんねる
  • 1369. 匿名 2016/08/12(金) 21:42:10 

    お紗夜「意中のおなごって私のことですか?
    でも、以前あなたが殿方と腕を組んで歩いているところを見かけたのですが。」

    佐貝「彼は同僚です。もう『元』になってしまいましたが。
    私は彼の気持ちには応えられなかった。
    あなたに初めてお目にかかった時から美しい方だとは思っていましたが、お客様に想いを寄せるのはご法度と考え自制しておりました。
    しかし海斗殿の祝言で再会し共に遊ぶうちに、料理が上手で素朴な一面もあることを知り急激に惹かれていきました。

    昨日はなぜあなたが伽羽倶楽で働いていたのかと衝撃を受けましたが、意中の殿方を支えるために資金を稼ごうとしており、そのお方に想いが届かなかったため必要がなくなったこともお蜜さんから聞きました。
    道理で若いおなごには似合わないほどの大金を持っていたわけだ。
    しかし、それほどのお人好しなお人柄ゆえ、以前にも悪い輩に騙されそうになったのもあり、あなたの身が心配でならなかった。
    もし良ければあなたをお守りすることはできないだろうか。」

    お紗夜「私で…本当にいいのですか?」
    次の瞬間、佐貝さんは強く私を抱きしめた。

    私を守ってくれるのは佐貝さん。
    こぼれ落ちる涙から私の睫毛を守ってくれるのは蘭込の水弾性ますから。

    化粧協力 ランコム

    +10

    -1