習い事で嫌な思いをした人！

[193. 名無しちゃん]

私自身が嫌な目に合った訳でもないし、
もしかしたら嫌な目といえる程のものでもないかもしれません。

私が7歳(小2)のときのことです。
私はその頃、大体9時ごろに就寝していたのですが
ある日、10時に目が覚めてしまったんです。
「起きちゃったし、ついでにトイレに行こう」と思い
トイレへ向かっていたときです。
リビングから父と母の声がしました。
その話を私は聞いていました。
その内容は…

父「なぁ…○○に何か習い事させた方がいいんじゃないか？」
母「そうね。学校も忙しいみたいだから可哀想だし、1つだけさせようか。」
父「ピアノとかどうだ？女の子らしくていいし。」
母「良いわね！○○の友達の千春(仮)ちゃん？もピアノ習ってるみたいだしね。」
父「やっぱり女の子には楽器を習わせるといいと思う。明日調べてみるな。」
母「うん。よろしくね」

とのことでした。
それから一週間後、近所のピアノ教室でピアノを習いだしたんですが
今では本当にピアノで良かったと思っています。
なぜなら、私の身近な人達はみんな字が汚かったのです。
その中で唯一字が綺麗だと言われていたのがその頃幼少時の私でした。
遺伝子という理由もあったのだと思います。
そして、習字を習っている人も多かったのですが
習字を習っている人は、元から字が汚いのにもっと字が汚くなっていくんです。
それが怖くて、習字だけは習いたくないと思っていました。

母の兄、父の妹、父の兄、祖父の母、祖母の姉…
今ではもうみんな字は綺麗です。


～終劇～