ガールズちゃんねる
  • 442. 匿名 2022/04/15(金) 17:02:35 

    >>6
    経済には五つの要素があると考えています。
     供給(生産)側の三要素として、資本、労働、技術。そこに需要(市場)と資源が追加されて、五要素。

     この五要素の一つでも欠けると、生産活動は成り立ちません。
     さらには、五要素について「外国依存」が強ければ強いほど、その国の安全保障は弱体化していきます。

     嫌な話ですが、中国共産党はそれを理解していた。だからこそ、五要素を「国内」で確保するべく成長路線を進んだ。

     同時に、外国の「自国の五要素への依存」を強めていった。
    「自国は外国に依存しないが、外国は自国に依存しなければならない」
     構造を作っていったわけです。
    日本が侵攻されたら「敗戦濃厚」な理由、核武装・防衛費増より大事なのは? | 情報戦の裏側 | ダイヤモンド・オンライン
    日本が侵攻されたら「敗戦濃厚」な理由、核武装・防衛費増より大事なのは? | 情報戦の裏側 | ダイヤモンド・オンラインdiamond.jp

    日本も潤沢な防衛費や核ミサイルで国を守るべきだと言うような人たちが増えてきたが、それでは国は守れない。「エネルギーと食料の自給自足」という点が抜け落ちているからだ。実際に日本が周辺国から攻められたと仮定して、日本のエネルギーと食料がどうなっていく...


     仰る通り。と言いますか、安全保障は「掛け算」なので、エネルギー、食料、防衛のどれかがゼロになれば、全部ゼロです。

     日本は、食料やエネルギーの「自給」の重要性を国民や政治家が理解せず、
    「自由貿易です」
    「再生可能エネルギーです」
     と、外国や不安定な電源に依存する政策を推進してきた。

     そのツケを、これから我々は払うことになるのです。

    『(引用) 農林水産省の農林水産物輸出入概況(2021年)によれば、日本が最も食料を輸入しているのはアメリカで1兆8681億円で18.4%を占めているのだが、次は中国で1兆3214億円で13%を占めている。』

    『(引用)内閣府の資料によれば、中国からの「集中的供給財」はアメリカは約600品目、ドイツでは約300品目となっている。この中国依存の高さから、アメリカもEUもそれほど中国へ強いことが言えないという現実があるのだ。
     翻って我が日本はどうかというと、なんと1000品目以上である。アメリカやEUとは次元が違う中国依存ぶりなのだ。輸入だけではない。日本経済を牽引する自動車産業などもガッツリと中国依存が進んでいる。今や中国は世界一の自動車市場で、トヨタが20年に中国で180万台を販売、これは世界全体の2割に相当するという。』

     集中的供給財とは、輸入先上位1位の国の占めるシェアが50%を超える財のことです。

     グローバリズムの名の下で、日本は資本(財)についてまで「中国からの輸入」への依存度を高めてしまった。中国との輸出入が滞ると、国民の胃袋を満たすという基本部分を含めた「経済」が打撃を受ける。

    「もっとも経済効率の高い戦法、つまり、最も安上りのやり方は、常に、あらゆる方法で、その国を経済的沈滞-不景気に陥れることである。腹のへった者は、パンを約束する者の言うことを聞くのだから。 (スイス政府「民間防衛」より)」

     今回のロシア・ウクライナ戦争を切っ掛けに、国民が経済の五要素を「外国」に依存することがどれほど危険か、国内需要・国内生産中心の経済に転換しない限り、未来は暗澹としているという現実を理解してくれるよう、願ってやみません。

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