日商簿記検定受ける方(雑談、質問など)

[252. 匿名]

>>249
長文失礼します
向こう一年も念のため書きますね

■当期に向こう一年分払った
→費用の繰り延べ(当期支払った費用に時期分が含まれているので、時期分の費用を計算して当期から引きます)
例
当期を2020/1/1～2020/12/31とする
2020/11/1に保険料向こう一年分(2020/11～2021/10)の12,000円支払っている
この場合2020/11～12月分(2,000円)は当期分で、2021/1月～10月分(10,000円)は時期分
時期分10,000円を当期から引く(繰り延べる)仕訳
前払保険料10,000/支払保険料10,000
※時期分は10か月なので12,000×10/12で算出
ちなみにこれは翌期首に再振替仕訳します。これを理解してないと毎年一年分払っているパターンでつまづきやすいです。
2021/1/1再振替仕訳
支払保険料10,000/前払保険料10,000

■毎年一年分
→費用の繰り延べ(上と違うのは前期で繰り延べされていることを考慮することです)
例
当期を2020/1/1～2020/12/31とする
毎年11/1に保険料一年分の12,000円支払っている

この場合は前期に当期分2020/1～10月分(10,000円)を払っていて再振替仕訳されているので保険料に10,000円計上されているのがポイントです。
文だと分かりづらいかもなので仕訳も時系列で書きます
・前期11/1
支払保険料12,000/当座預金など12,000円
・前期の決算12/31
前払保険料10,000円/支払保険料10,000円
・🌟当期の期首1/1の再振替仕訳
支払保険料10,000円/前払保険料10,000円

そしてまた当期の11/1に下記仕訳をしてるはずです
・🌟当期11/1
支払保険料12,000/当座預金など12,000円

支払った12,000円は2020/11～12月分(2,000円)の当期分と2021/1月～10月分(10,000円)は時期分に分けなければなりません。

保険料の計上金額は再振替分(10,000円)と当期支払分(12,000円)合わせて22,000円になります。(🌟がついている仕訳の分です)

時期分の計算式は22,000×10/22です。
10,000円になりますね。
22がどこから出てきたかと言うと再振替仕訳されてる10ヵ月と当期支払った12ヵ月の月数の計です。

で、長くなりましたが答えはこれになります。
時期分10,000円を当期から引く(繰り延べる)仕訳
前払保険料10,000/支払保険料10,000

なので～
毎年一年分のパターンは12ヵ月+前期支払済の月数分で月割計算しないと間違えます

[254. 匿名]

>>252
こんなに丁寧にありがとうございます、、(T . T)！
なんとなくわかりました！
今晩ひたすら色んな例題解いてみようと思います！！