伊勢神宮近くにムスリム礼拝所設置へ 観光客増加に対応

[2002. 匿名]

２０１３年の富士山の世界遺産登録後、富士北麓（ほくろく）地方ではインドネシア、マレーシアといったイスラム圏諸国からの観光客が増加している。「礼拝する場所がない」「食べるものがない」などの要望に対応するため、社団法人「メイドインジャパン・ハラール支援協議会」（東京都港区）の支援と監修で初めて取り組んだ。
　常設の礼拝所はおよそ６畳。礼拝マット４枚を用意し、男女交代で使用する。ムスリムが礼拝前に体を清める「ウドゥー」用に水を入れる容器を備えている。
　食事は「ハラール認証」は取得していないが、畜肉や酒類を使わない「ノーポーク・ノーアルコール」のメニューを用意した。特に厳しい戒律を求めるムスリム団体客には、認証取得済みの弁当で対応している。
　ムスリム対応のスキー場は全国的にみても少ないという。同スキー場は「訪日外国人客への『おもてなし』を強化した」としている。

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「おもてなし」がここまできました。