ドラマ「Nのために」を語ろう

[446. 匿名]

>>442

一つは希美ちゃんの携帯がマナーモードになっていて、希美ちゃんは安藤からの着信に気づいていないです。
一方成瀬くんはコンシェルジュ側からのインターフォンで確実にコールがなる状況。そういう意味であの状況で希美ちゃんがインターフォンを取った事自体には選択はない、と思います。ただ、コンシェルジュからのコール、という事で、持ち望んだ成瀬くんがついた、というのは分かったと思われます。
成瀬くんが入るにはまづコンシェルジュの関門を通過しないといけないのは分かっていましたから。

で、思考実験ですが、仮にあの状況で安藤からの着信が先で、それに希美ちゃんが気づいたとした時、安藤に助けを求めたか？です。

それはノンですね。

もし、状況が『閉じ込め』だけでまだ事件になってない状況であれば、安藤に開ける事を要求したかも知れません。
ですが、もうすでに奈央子さんによる心中が発生してしまった後で、その原因を作った人物に鍵を開ける事を普通考えますかね？
希美ちゃんはこの時点で既に安藤が鍵をかけた可能性を承知しています。そういった人物に鍵を開けさせる、というのは人間心理として難しい。
まして、その後安藤が降りてきた時、安藤に対して入室を拒もうとする行動を取っています。

そういう風に考えると、安藤に鍵を開けさせる行動は希美ちゃんはとらないと考えた方が良いでしょう。

すごく単純な思考実験です。
あなたと、あなたの親しい友人が、別の友人の悪ふざけでトイレに閉じ込められました。中から脱出は出来ません。
閉じ込めた友人は、その場を離れます。
その後、一緒に閉じ込められた友人が、急な発作を起こし、その場で亡くなったとします。（その友人は極度の閉所恐怖症だった、とでもしましょう）

この時、ふざけてトイレに自分たちを閉じ込めた人物に、鍵を開けるよう望んで求めますか？
脱出不可能な密室を作った人物を、その状況に立ち会わせたいと思いますか？