知らない人からのちょっとした親切

[127. 匿名]

切符売り場で、〇〇駅まで〇円足りない〜ってぼやいてたら、杖をついた目の見えない方から「これどうぞ」って一日乗車券を頂いた。
なんとなく罪悪感めいたものを感じて戸惑っていたら「今日はもう帰るだけですから。遠くまで乗って行かれるんでしょう？」ニコッて。
私のいる場所も、差し出された位置もほぼ正確だったところからして、盲目になってから長い経験をつまれて苦労されてきたんだろうなって、ウルッとした。