ガールズちゃんねる

『Deep Love』読んだことある人!

169コメント2017/03/25(土) 22:03

  • 117. 匿名 2017/03/19(日) 16:01:59 

    第一部 アユの物語

    編集
    17歳の女子高生のアユは、1回5万円で援助交際を繰り返す毎日を送っていた。ある日アユは公園で舌が半分しかない捨てられた犬を見つけ、パオと名づけて以前道を歩いているときに知り合ったおばあちゃんに預ける。その後、アユはそのおばあちゃんの家に泊まるようになる。

    夏休みの中ごろ、アユは薬物中毒者でホストをやっている恋人の健二から、どうしても200万円が必要だといわれる。それを聞いたアユはおばあちゃんが内職で貯めた150万円を「必ず返すから」と思いながらも盗み、健二に渡す。しかし、健二はそのお金をまた薬物の購入に使い、2週間後に死んでしまった。おばあちゃんはアユがお金を盗んだことに気づきながらも、知らないふりをしていた。そして、内職で貯めた150万円は、以前に養子として育てていた少年(義之)に心臓の手術を受けさせるために貯めていたお金だったとアユに告げる。アユはたまらず、そのお金を盗んだのは自分であること、そしてふだんから援助交際をしていることを告白する。その次の日の朝、おばあちゃんは死んでいた。

    アユは援助交際をやめ、居酒屋でバイトするようになる。食費を削ってまで働き、そしてもとの金額まで貯まったら義之に返そうと考えていた。アユは実際に義之と会い、二人は互いに惹かれて合う。義之は沖縄に行くのが夢だとアユにいう。アユはバイト先でいじめられたりレイプされかけたりしながらもしっかり働き、航空券を買って義之を沖縄旅行に連れて行った。

    旅行後に義之の父親から体を求められてから、アユは手術代を少しでも早く稼ぐために援助交際を再開する。しかし、実際にはアユが義之の手術代として義之の父にときどき渡している金を、義之の父は酒や女に浪費していた。効率的に稼ぐために避妊具を使わずに援助交際するようになったアユはエイズになって死ぬ。そして、義之の父親も同じくエイズにかかっており、家族に懺悔したあと自殺する。翌年、義之は心臓の手術に成功し、退院。新たな一歩を踏み出すも、アユが死んだことで抜け殻のようになっていた。

    その後、アユの親友のレイナはアユの義理の父と兄を訪ね、アユが幼い頃から父親や兄に体を求められていたこと、そして母親がアユの目の前で自殺して亡くなったことなどを知る。そして、以前にクラスメイトの恨みをかったことがきっかけで輪姦されたときにできた赤ちゃんを産み、その子にアユと名づけた。

    +76

    -0

関連キーワード