1. 2013/12/14(土) 15:51:19
>東京近郊在住の木村優子さんは、「この1年で香りは本当に強くなった」と話す。木村さんは、電車で男子高校生の一団を見かけると慌てて降りている。柔軟剤の香りを最も強く漂わせているのが男子高校生だという。「普通の空気が恋しい」と木村さん。>岐阜県在住の元教師で、現在「香料自粛を求める会」の代表を務める小沢祐子氏は「現代社会の公害にも値する」と話す。「香料自粛を求める会」は香料アレルギーや嗅覚過敏に対する意識向上を目的に3年前に創設された。
>小沢氏は、鋭い鼻を突く香りを漂わせたファッショナブルな女性の横を通り過ぎた後に気を失ったことが2度あると話し、そんなことは2度と起こらせないと意気込む。
+37
-130
近年、多くの日本の消費者が、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の柔軟剤「ダウニー」をはじめとする香り付きの柔軟剤を使用し始めている。そのため、1年を通して日本中至る所で物干しざおに春の花の香りが漂うようになった。しかし、香り付きの製品の人気が高まるにつれ、それに異議を唱(とな)える人たちも出てきている。そうした人たちはダウニーや日本の同様の製品を「近所迷惑」や「公害」、「ハラスメント」になぞらえ、自治体当局や規制当局に働きかけている。その結果、小さいものではあるが、いくつか勝利を収めている。