1. 2026/05/11(月) 11:32:17
神奈川県の女子高校生Bさん(16)も、幼少期から手汗に悩んできた一人だ。ゲーム機が汗で壊れる、テスト用紙が破れる、消しゴムで消すと跡が黒く広がるなどを経験。「つらさと知名度が合っていない」と訴える。「多汗症は悩んでいる人が多いのに、見た目では分かりづらいからか、あまり知られていません。義務教育の保健の授業で取り上げてもらえたらいいなと思います。
もし学校での多汗症への配慮があれば、たとえば体育の授業でペアの子と手をつなぐストレッチなど、手に触れる場面も見直されていくと思います」
手汗の問題は、人によっては年齢が上がるほどに心に影響を及ぼすこともある。Bさんは小学生の頃は「私と同じように汗で困っている人がいるはずだ」と考え、手をつなぐ場面があるたびに「多汗症だから手汗があるよ」と自ら伝えてきた。しかし最近は、「自分だけが困っているのではないか」と感じるようになり、逆に言えなくなったという。
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手に大量の汗をかく手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)は、「たかが手汗」と思われがちだが、日常のささいな出来事に影響が及ぶ。早い人では幼児期から自覚する症状で、日本人の20人に1人が悩んでいるとも指摘されている。学校体育などで見られる「手つなぎ」の場面に負い目を感じる子どもも少なくない。