1. 2025/11/10(月) 23:12:43
「最近は、明らかに未成年が増えています」そう話すのは、歌舞伎町に事務所を構える公益社団法人「日本駆け込み寺」代表理事の清水葵さん(26)。
「歌舞伎町に来る若者たちのバックグラウンドはさまざまです」
若者たちは、TikTokやXなどSNSを見て、「歌舞伎町は楽しそう」と思いやってくる。そして、何か困ったことがあると、日本駆け込み寺のことを聞き、訪れる。
同法人の設立は2002年。居場所がなく、頼るあてのない人たちが訪れる無料相談所だ。
人間関係がうまくいかない、仕事が続かない、メンタルクリニックの医師とうまくいかない、家がない……。そうした飛び込みの相談だけでも月30、40件。電話、メール、公式LINEを合わせれば月に120件は超える。男女は半々。2年前からここのスタッフとして働き始めた清水さんが把握している中で一番の年少は、13歳の女の子だった。関東地方に住んでいたが、親と上手くいかず悩みに悩んで1人で歌舞伎町まで来たという。
「家庭で孤立し、愛情に飢え、甘えられるところを探している子が多いです」(清水さん)
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日本一の歓楽街である東京・歌舞伎町に集まる顔ぶれの低年齢化が進んでいる。